2018 / 07
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コンセール
【Harmonia Mundi HMM 902254】
フランク : ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ショーソン : コンセール
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン) 
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
サラゴン四重奏団

衝撃的な内容でした。期待も大きかったのですが、
期待以上の特別な演奏でした。フランクもショーソンも
音楽を表現するあらゆる表現をギリギリまで駆使して。
そして何よりもすごいのは演奏から楽譜が見えてくるんです。
もちろん楽譜がなくても。それほどフレージング、和声の移ろい、
強弱など作曲者が意図したものがくっきりと形になって
提示されています。ちょっと眼がしらが熱くなるほど
その表現は心に迫ります。こだわりは楽器にも。
ピアノは曲が作られたころ19世紀末のエラール。
ヴァイオリンはヴュータンという名を持つストラディヴァリウス。
その音の美しさは比類がありません。
どちらが主導権をとるわけでもなく一体となってこの表現、
いままで聴いていたものはいったい何だったんだろう、
とおもわせるほど。こんなものを遺されたらほかの演奏家は
たまったものじゃありません。
ピアノの音符の数の多さから言ったらギネス物の2曲ですが
弾きこなすだけでも一苦労、そして苦労しているうちじゃ、
音楽にならないことを実感しました。
でもこれを弾いた、弾けたからショパンの協奏曲もやっちゃえ、
みたいになったことも事実です。



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西日本での豪雨が伝えられる中、空模様を気にしながら
本番の七夕の日を迎えました。朝の小雨もあがり、ようやく
明るくなってきた様子に気持ちも明るくなりました。
先ずは朝8時に調律師の方が一番乗りで舞台でピアノ調律を開始。
9時に続々とメンバーが会場入り。スタッフも手際よくそれぞれの
作業を始めます。今回は40回目の公演とあって、お祝いムード
のあるプログラム。敏腕ステマネの采配でリハーサルも
滞りなく進みます。

先ずはシューマンのピアノ五重奏曲。
写真の上でクリックして下さい。大きな画像をご覧いただけます。
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続いてシューベルトの歌曲。
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アンコールのリスト「愛の夢」
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そしてジークフリート牧歌。
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開場1時間前には最初のお客様が登場、その後次々と行列が
長くなっていきました。受付開始と同時に階段をダッシュで
駆け下りて最前列から埋まっていく様子はイマジンならではの光景。
スタッフはハラハラしながら見守ります。

先ず恒例の幹事のご挨拶。
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今回の選曲のテーマは「献呈」と聞いて、なるほど!と
絶妙な観点に膝を打つ思いで舞台袖で感心しました。
通常作曲家は出来上がった作品を後見の貴族などに捧げる
のが献呈の常ですが、そう言われてみれば、今回のプログラムは皆
身近な人へ献呈された曲ばかりでした。

最初のシューマンのピアノ五重奏曲は名曲中の名曲。
この曲をきっかけに室内楽に親しむようになったと事前にお便りを
下さったお客様がいました。シューマンはこの曲をようやく晴れて
結婚出来た妻でありピアニストでもあったクララに捧げました。
どの楽章をとっても非の打ちどころがない程に完成された曲で、
前途洋々で喜びに満ち溢れた曲想は弾いていても幸せを
実感できるものです。
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そして次のシューベルトは、最晩年の歌曲を親しい友人に
贈りました。ホルンと歌とピアノ、クラリネットと歌とピアノ、という
珍しい編成の曲は演奏出来る機会の少ないものです。
「折角ソプラノの方が参加されるなら是非!」という管楽器奏者2人
からのたっての希望でした。
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また今回は初めての試みとして対訳の配布でなく、それぞれの
曲の演奏前にお話をするという形をとりました。やはり歌が入ると
一段と会場は華やいだ雰囲気になりますね。
アンコールではリストの「愛の夢第3番」の原曲
「おお愛しうる限り愛せ」を。聞き覚えのある美しい旋律に
胸を熱くした人も多かったと思います。
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休憩を挟んでの後半はワーグナーの「ジークフリート牧歌」。
これは妻コジマへのプレゼントでした。クリスマスの朝に
ワーグナー邸で13人の楽師をワーグナー自身が指揮しての演奏。
誕生祝と息子ジークフリートを生んでくれた感謝を込めての
幸せに満ちた音楽。オーケストラで演奏されることが多い曲ですが、
今回はいつもご指導下さっている田崎先生の指揮で
オリジナル通りの13人の奏者での演奏にこだわりました。
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20分ほどのこの曲の為だけに参加した奏者もいて、
まさに一期一会の機会。暖かい幸福感を共有して
感無量の思いでした。
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今回は約140名のお客様にご来場頂き、暖かい雰囲気の中、
無事に公演を終えることが出来ました。
おかげ様でライヴ・イマジンは15年目を迎えます。
時を重ねると共に音楽への思いも深化します。皆さんの
気持ちに届くような演奏を目指して、今後も真摯に取り組んで
いきます。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
ブログ用次回予告

ブログ用40チラシ最終案スクショ
ライヴ・イマジン40
2018年7月7日(土)13:30開場 14:00開演
すみだトリフォニー 小ホール
入場料¥1000(全席自由)
未就学児童の入場はご遠慮下さい


おかげさまでライヴ・イマジンは40回目の公演を迎えることが
出来ました。

名曲シューマンのピアノ五重奏曲を再び。
シューベルト晩年の珍しい編成の2つの歌曲、そして
いつもご指導頂いている田崎瑞博先生に指揮をお願いして
長年温めていた「ジークフリート牧歌」を。
それぞれ思い入れのある曲で節目をお祝いします。
七夕の午後をどうぞお楽しみ下さい。

シューマン  ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
シューベルト 歌曲 流れの上で D.943、  歌曲 岩の上の羊飼い D.965
ワーグナー  ジークフリート牧歌 (指揮:田崎 瑞博)


ソプラノ 鷹尾伏 紘子 フルート 大門 一夫 
オーボエ 野原 国弘 クラリネット 佐藤 健 、藤崎 香奈子
ファゴット 奥山 薫  ホルン 池田 真 、宮澤 久美子 
トランペット 奥山 宏 ヴァイオリン 玉城 晃子、 青山 千裕
ヴィオラ 須藤 麗子 チェロ   西村 淳
コントラバス 北村 隆男  ピアノ 吉田 康子

お問い合わせ  liveimagine@yahoo.co.jp

枝マール
【VALOIS V4692】
ラフマニノフ&R.シュトラウス チェロ・ソナタ
ピエール‐ローラン エマール(ピアノ)
アンヌ ガスティネル(チェロ)

エマールさん、大変な技術を持ったとてもクールなピアニスト
だし世評もなかなか高い。ただどうしてもこの人のピアノは
好きになれないところがあります。ラフマニノフを弾く
のであれば聴くほうを陶酔に導けなければ成功したとは
言えないはず。アタマで弾いてしまっているのが伝わって
しまったのではやはり相性が良くない、としか
言いようがありません。一方チェロのガスティネル。
同じ傾向ながら、ピアノに支配されてしまい
自分の言いたいことがあるのかないのかわからないうちに
終わってしまいます。
ちょっと、いえだいぶガッカリのディスクでした。



ベロフ
【EMI CZS 25 2309 2】
リスト ピアノと管弦楽のための曲集
ピアノ協奏曲 第1番、第2番
シューベルト、ベートーヴェン、ウェーバーなどの
主題による協奏風作品ほか

ミシェル・ベロフ(ピアノ)
ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス・オーケストラ 
クルト・マズア指揮


ベロフの30歳ころの録音です。NHKのスーパーレッスンの
講師をしたり日本人にもとても馴染み人ですが、お国の
フランスものを得意にしているのでこのリストはちょっと意外な
レパートリーでした。しかもピアノとオーケストラの作品は
ほとんど網羅されています。なかには「呪い」などという、
え?と思うようなタイトルの曲も入っています。
ただこのCDはあくまでも指揮のクルト・マズアのための
もので、リストの作品集の中の一環で、ジャケットの
ちょっと怖い顔はいつものマズアさんです。
演奏は大変冴えたピアノ。きらきらしたタッチでスマートに
このモンスター協奏曲を聴かせるベロフと、
それにぴったりと寄り添うオーケストラでとてもさわやかな
印象です。オーケストラの音が派手じゃない分、ピアノが
引き立つし何度も聴いてしまいました。
さすがに一流のピアニスト、勝手にレッテルを貼っていた
間違いにきづきました。



yatchan2003

Author:yatchan2003
2003年から活動開始。
音楽への想いを伝えたい!
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