FC2ブログ
2019 / 08
≪ 2019 / 07 - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 2019 / 09 ≫

馬あぶ
【Boosey & Hawks 8000352】
「馬あぶ」とはショスタコーヴィチのもっとも有名な映画音楽です。
馬がすでに労力を提供する動物ではなくなり、結果として馬に
まとわりつく「馬あぶ」も知らない人がほとんどではないでしょうか。
私もその一人ですが。映画の内容はさておき、音楽としてみた場合、
「馬あぶ」は楽しい曲がたくさん詰まっています。映画の中から
作曲者の友人、アトヴニヤンが12曲を編曲して管弦楽の組曲として
出版されたものが有名ですが、さらにその中から5曲を
ピアノ五重奏+コントラバスへの編曲をロゴールが行いました。
ライヴ・イマジン43で演奏するのはこの版に依るもので、
この中の「ロマンス」を是が非で演奏したかったのですが、
とうとうチャンスがやってきました。
ショスタコーヴィチの本音を語り、表現したといわれる室内楽作品ですが、
やはり初めて聴くには少々きついものもあるはずです。
そんな訳で極上のデザートを用意したので、是非ご賞味ください。

(文責・J.N)

スポンサーサイト

タコのライトミュージック
【SONY SICC1939】
アンドレ・コステラネッツ プレイズ 
ライト・ミュージック・オブ・ショスタコーヴィチ

バレエ組曲、馬あぶ組曲、黄金時代などより
ピアノ協奏曲第1番 ハ短調 Op.35

アンドレ・コステラネッツ指揮 彼の楽団
アンドレ・プレヴィン(ピアノ)
レナード・バーンスタイン指揮 
ニューヨーク・フィルハーモニック


コステラネッツはアメリカでかなり成功した指揮者で
彼のオーケストラの主体がどこの楽団の物かはわからないが、
高水準で、特に金管楽器の実力は相当なもの。
この楽団を率いていわゆるライト・クラシックという路線を
掘り起こした一人、と言ってもいい。
その線上にこのショスタコがあって、この多重人格の作曲家の
もう一つの顔をこれほど明快に描いた演奏はそうはありません。
一方でもっとポップなパーシー・フェース楽団、
古くはグレン・ミラー楽団もあったしどれもが楽しく
これぞアメリカ文化と振り返ることもできます。
我が国ではクラシック音楽にいびつなステータスを与えていたため
ほとんど無視され続けましたが、生き生きとした響きと
心の琴線のくすぐり方は音楽共通の表現だし、
日本の音楽家たちに不足しているものの一つだと思います。

(特別寄稿 J.N)



40葉書原稿

2019年9月14日(土) 13:30開場 14:00開演
すみだトリフォニー・小ホール
入場無料(要整理券)未就学児童の入場はご遠慮下さい。

ショスタコーヴィチ作品集
50ブログ用のタコ写真
弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 Op.49
映画音楽「馬あぶ」組曲 Op.97 より
2台のヴァイオリンとピアノの為の5つの小品
ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57


前田 秀、青山 千裕(ヴァイオリン)
廣木 知之(ヴィオラ) 西村 淳(チェロ)
北村 隆男(コントラバス)吉田 康子(ピアノ)


激動の時代を生き抜いた作曲家の多面性を音楽でお届けします。
作曲者自身の印象的なメガネとよく使われる赤と黒を
敢えて外したデザインのご案内状にしました。

入場整理券をご希望の方は、下記の問合せ先アドレスに
お名前 ご住所 電話番号 年齢 職業 コメントを添えて
「ライヴ・イマジン音楽記を見て整理券希望」とご記入下さい。
折り返し上記の葉書(入場整理券)をお送りします。
お問い合わせ  liveimagine@yahoo.co.jp





ハルサイ
【SONY 88883707472】
ストラヴィンスキー 「春の祭典」
レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック

「春の祭典」、この曲が初演されたのが1913年。106年前のことです。
100年以上も熟成されたものを現代と言っていいのかわかりませんが、
現代の古典と呼ぶのが嵌っています。
さて、ハルサイの俗称で親しまれているこの曲は最初4手の
ピアノ用に書かれたものもあり、最近ではよく演奏されます。
ライヴ・イマジンでも2014年に4手版を演奏しました。
CDの世界では、さすがに大物が並んでいて、
アシュケナージ&ガヴリーロフのスペシャルなものも。
ここではオーケストラのものを聴いてみました。
若きバーンスタインとイゴールが一緒に写った写真や
当時のホテルのボールルームでの録音風景なども
このCDの中にはあります。まだ1960年になる前のもですから
50年以上たっているにもかかわらずストレートで
エネルギッシュな指揮とともにとても新鮮な音が
録音、記録されました。とても魅力的なものです。
さて、「ハルサイ」はペトルーシュカの成功に気を良くした
ディアギレフがイゴールに依頼して生まれたものですが、
初演の時の大混乱ぶり、あのフォーレがいすにのぼって
ピューピュー口笛を鳴らしていたとか、今は昔という語り出しが
ぴったりとはまります。音楽史上大変なスキャンダルだった
わけですが、今やしっかりと「定番」として根を下ろしたこの曲、
やるほうも聴くほうも手に汗握る大変なものであることは
今は昔も変わりありません。



たこ
【Olympia OCD196】

ショスタコーヴィチ 「室内交響曲 ハ短調」 Op.110a
チャイコフスキー 弦楽セレナーデ ハ長調 Op.48

ソヴィエト亡命者オーケストラ ラザール・ゴスマン指揮


この演奏は工藤庸介さんの労作、「ショスタコーヴィチ全作品解説」
(東洋書店)で知って早速入手したものです。
まず、演奏団体の名前からしてすごい。
ソヴィエト亡命者オーケストラ!もともとゴスマンは
レニングラード室内管弦楽団のリーダーだった経歴がありますが、
演奏しているメンバーは、ソヴィエトからアメリカに亡命した人たち。
録音された1986年前後といえばペレストロイカが始まり、
ソヴィエト連邦の崩壊の兆しが見え隠れした時期です。
音楽家が祖国を捨て亡命しなければならない状況と、
その後彼らにどのような運命が待ち受けていたことか。
そしてヴァイオリンという小さな木の箱だけが彼らの命をつなぐ。
想像を絶するものがあったに違いありません。
そんな中、13名の奏者たちは寄り添い、レコーディングを
しました。そして選ばれたのはショスタコーヴィチ!
なんという腕達者で、そして素晴らしい合奏能力でしょう!
工藤さんも絶賛したこの演奏者たちにしてこの曲あり、
とも言うべきもの。バルシャイの定番演奏が
とても平板に聞こえました。
(特別寄稿:JN)



yatchan2003

Author:yatchan2003
2003年から活動開始。
音楽への想いを伝えたい!
お客さまと共に楽しみたい♪
をモットーに進化中。