FC2ブログ
2018 / 12
≪ 2018 / 11 - - - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - - - - 2019 / 01 ≫

アシュケナージ
【DECCA 443 723-2】
ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集
ウラジミール・アシュケナージ(ピアノ) 
ゲオルク・ショルティ指揮 シカゴ交響楽団


早速「皇帝」から聴いてみました。まず、最初の和音の衝撃。
ショルティのシカゴ交響楽団。緊張感のあるこんな物凄い音が
鳴り響いたら、ソリストはちょっとしり込みしてしまいそう。
しかしながらそこは千両役者のひとりアシュケナージ、
無事にカデンツァを弾き終えた後はのびのびと、
そして堂々とこのスーパーオーケストラと互角に渡り合います。
これこそ、ベートーヴェンともいうべきなんと見事な演奏でしょうか。
録音の良さも相まって、曲よし、演奏よしの三拍子そろった
達成があります。このコンビはバルトークもやっています。
これは聴かずにおられませんね。
私達の時代を生きた音楽家が遺してくれた
人類の大切な遺産の一つです。


スポンサーサイト

20.jpg
ライヴ・イマジン41
2018年11月24日(土)14時開演
江東区豊洲シビックセンターホール

ショーソン  詩曲 Poème Op.25
ヴェーベルン 弦楽四重奏のための緩徐楽章 Langsamer Satz
ヨハン・シュトラウス二世 皇帝円舞曲 Kaiser-Walzer Op.437
ショーソン コンセールConcert Op.21 

ヴァイオリン独奏:前田 秀 ピアノ:吉田 康子
ヴァイオリン:内田 明美子、木村 俊道 ヴィオラ:内田 吉彦
チェロ:西村 淳 コントラバス:櫻澤 有紀子 
フルート:大門 一夫 クラリネット:藤崎 香奈子


秋晴れの連休にライヴ・イマジン41は開催されました。
今回はロマン派の終焉期のショーソンの作品を中心としたプログラム。

朝の開館と同時に会場入り。
いつもお手伝い頂くスタッフとメンバーで手際よく開場設営を行います。
曲ごとに編成が違うので、演奏者用椅子や譜面台、
ピアノの位置を決めていきます。また舞台袖では録音準備を、
空の客席では写真撮影の用意を、ロビーでは受付で配布する
印刷物を、それぞれの持ち場で手際よく準備を進めていく様子は、
優秀なベテランスタッフならではの見事な手際です。
安心してお任せ出来るのは何とも心強い限りです。

写真をクリックして下さい。大きな画像をご覧いただけます。
0  1
リハーサルは、演奏曲順にポエムから。
2 3 4 5 6 7 8 9

ヴェーヴェルン。
10 11 12 13
14 15

皇帝円舞曲。
16 17 18 19 
20 21 22 23

コンセール。
24 25 26 27 28 29





いつものように開場時間の30分以上前に入場を待つ
お客様の行列が出来ました。嬉しさと同時に本番が迫って来る
高揚感を感じる時でもあります。

写真をクリックして下さい。大きな画像をご覧いただけます。
30 31

いよいよ開演です。恒例の幹事のご挨拶。
32
演奏はショーソンのポエムから。
33 34 35
ショーソンと言えば一番先に「ポエム(詩曲)」の名前が挙がる
有名曲。通常は独奏ヴァイオリンとオーケストラ、または
独奏ヴァイオリンとピアノ伴奏での演奏ですが、ライヴ・イマジンでは
こだわりの「ピアノ五重奏伴奏版」での演奏。
この編成での演奏は録音が数種類あるものの、楽譜入手には
困難を極めました。独奏の前田さんが文字通り世界中を捜して、
ようやくスイス・ジュネーヴ音楽院に発見して演奏の運びとなりました。
熱意を持って取り組めば道は拓ける、そんな言葉を目の当たりにしたように
感じました。

2曲目は、ヴェーヴェルンの弦楽四重奏のための緩徐楽章。
36 37
ヴェーベルンという名前だけで前衛的なものでは?と構えて
しまいがちですが、1962年にアメリカで初演されたこの曲のように
初期の作品では、後期ロマン派の様式を採り、濃厚で表情豊かな
旋律が胸に沁みる甘美な作品です。

そして3曲目は、皇帝円舞曲。
38 39
これも「シェーンベルク編曲の室内楽版」というところに、
イマジンならではのこだわりがあります。不協和音で始まる
冒頭部分、目まぐるしく変わる強弱記号やテンポ表示などから
原曲とは違う編曲者の強い意図が感じられます。
でも、やはりワルツはワルツ。明るく楽しい雰囲気には
変わりありません。前の精緻な2曲から一転して伸びやかに。
この曲だけ奏者が立って演奏することもあり、奏者も踊るように
ノリノリでの演奏で雰囲気を盛り上げます。
ここでのファッツィオリのパワーは、音波が伝わってくるくらいの
強烈なもので、一気にスケールが大きくなったように感じられました。
楽器の持つ力を皆が改めて実感した曲となりました。

休憩を挟んで後半は、ショーソンのコンセール
40 41 42
ヴァイオリンとピアノの独奏に、弦楽四重奏という変わった
編成ゆえ演奏機会は少ないものの、ショーソンの作品の中では
ポエムと並ぶ名曲であり大曲です。11年前に旧奏楽堂で
演奏したものの、豊洲にあるイタリアのファッツィオリの
ピアノで是非!という強い希望での再演です。
前回同様コントラバスも加えて低音の充実を図りました。
独奏ヴァイオリンに導かれて弦楽四重奏の響きの間を
ピアノがさざ波のように行きつ戻りつ彩る構成。
ピアノが弾く音符の数は尋常じゃないくらいの多さ、楽譜は
ピアノパートだけが音符ばかりで真っ黒状態でした。
また弦楽四重奏は、拍子やリズムが複雑であることに加えて
普段あまり出てこない増音程や減音程の多用で気が抜けない
ところばかり。4つの楽章それぞれに物語があるような
起伏に富んだ曲想に酔いつつも皆が緊張感を持っての演奏でした。
第2楽章シチリアーノは、NHK-FMの番組のテーマ曲としても
使われたので聞き覚えのある方もいるかもしれません。
第4楽章の終わりには冒頭のテーマが再現されて
感動的に締めくくりました。
43 44
ちょうど午後の陽射しが傾く頃に終演。ロビーから
まだ明るさの残る秋の空が見えました。
このマイナーな曲目でも約110名のお客様にご来場頂けたのは、
本当に有難いことです。毎回のように楽しみに来て下さる方々に
ご挨拶出来るこの終演後にひとときは何物にも代え難い嬉しさがあります。

次のライヴ・イマジン42は来年4月。どうぞお楽しみに。
41次回予告



100の41葉書画像
ライヴ・イマジン41
2018年11月24日(土)13:30開場 14:00開演
江東区豊洲シビックセンターホール
入場無料(要整理券)未就学児童の入場はご遠慮下さい


秋のライヴ・イマジンは、爛熟したロマン派の響きの
ショーソンを中心とした作品でお楽しみ頂きます。

ショーソン 詩曲 (ヴァイオリン独奏:前田秀) 
ヴェーベルン 弦楽四重奏のための緩徐楽章
ヨハン・シュトラウス二世 皇帝円舞曲
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ショーソン ヴァイオリンとピアノ、弦楽五重奏の為のコンセール


ヴァイオリン:内田 明美子、木村 俊道 ヴィオラ:内田 吉彦
チェロ:西村 淳 コントラバス:櫻澤 有紀子 ピアノ:吉田 康子
フルート:大門 一夫 クラリネット:藤崎 香奈子


入場整理券をご希望の方は、下記の問合せ先アドレスに
お名前 ご住所 電話番号 年齢 職業 コメントを添えて
「ライヴ・イマジン音楽記を見て整理券希望」とご記入下さい。
折り返し上記の葉書(入場整理券)をお送りします。
お問い合わせ  liveimagine@yahoo.co.jp

ツィメルマン
【wifon WCD 007】
カーヤ・ダンチョフスカ(ヴァイオリン)
クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ)

モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K547
ハ長調 K404 変ホ長調 K481

モーツァルトはヴァイオリン・ソナタを生涯にわたって
書いています。なかでも傑作K547とジュピター主題を持つK481が
はいっていることと、ダンチョフスカ=ツィメルマンのコンビに
惹かれてこのCDを衝動買いしてしまいました。
1975年のショパン・コンクールで最年少(18歳)で優勝してから
4年後にこの録音が生まれています。22歳の写真は初々しさを
残しています。ピアノに比重がかかっているせいでもないが、
このピアノは本当に上手い。モーツァルトの音楽では奏者に
委ねられる範囲が決して大きいわけではないけれど、
その中で言うべきことを言い、やるべきことをやっている印象。
ダンチョフスカは飛びぬけて上手なひとではないけれど、
このピアノとのバランスはとてもいい。もっとたくさんの録音が
あればよかったのに、と思わせてくれました。
ワルシャワ、ショパン・ミュージック・アカデミーでの録音。
写真にはHenle版がのぞいています。
(特別寄稿・J.N)




yatchan2003

Author:yatchan2003
2003年から活動開始。
音楽への想いを伝えたい!
お客さまと共に楽しみたい♪
をモットーに進化中。