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トムとジェリー
【ワーナー・ホームビデオ】
トムとジェリー 「ワルツの王様」 ほか

私たちの世代には「トムとジェリー」を見たことのない人は
いないはずです。ドタバタ劇ではあっても主役の表情も
豊かで音楽もとても素敵です。
ヤコブ・ギンペルというピアニストが「星空の音楽会」
「ワルツの王様」のピアノを担当しています。
シュトラウスのワルツなど編曲ですが画面とピタッとあっていて
本当に見事なピアノです。両方ともアカデミー賞を
受賞しています。ピアニスト、ヴィルティオーゾのなせる業、
半場ではないなと思って調べてみたら、画面にも名前が
クレジットされており、立派な経歴の持ち主。
ナチス・ドイツからアメリカに逃れ、戦後このハリウッドでの
活躍のあと、ふたたびヨーロッパに戻って活躍したようで、
ケンペ指揮のベルリンフィルとブラームスの協奏曲第1番を
録音しています。ユダヤ人にとってはとても生きにくい時代に、
ハリウッドとベルリン、両立させた人はそう多くはないはずです。


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Arleen Auger - Abendempfindung (Mozart) -1988
ライヴ・イマジン28ではモーツァルトの歌曲「夕べの想い」が
演奏されました。モーツァルトの歌曲の最高傑作として
知られているものでアルフレート・アインシュタイン は
「モーツァルト、その人間と作品」( 浅井真男訳、白水社)の中で
「『夕べの気持(想い)』は感情と表現の深さを持ち、
カンタービレの完全さをそなえているために、
これはいったい劇唱(シェーナ)なのかリートなのか、
イタリア的なのかドイツ的なのかという疑問を忘れさせるような、
繊細で抒情的な真情吐露である。」と記しています。
シュヴァルツコップやフィッシャー=ディースカウのような
大歌手はもちろん、他の多くの歌手により採りあげられています。
アーリーン・オーガーはアメリカ生まれのリリック・ソプラノ歌手です。
グラミー賞を受賞したり、バーンスタインとの録音があったりしますが、
1993年に53歳で脳腫瘍で亡くなっています。
決して派手な印象ではありませんが、リリカルな声質が
モーツァルトにぴったりで、ため息が出るほど美しいフレージングを
聴かせてくれます。アーウィン・ゲージのピアノ伴奏も秀逸で
この曲に限ってはほかのものはいらないくらい。大切な映像です。


コペンハーゲン・フィルハーモニーの団員がやってくれました。
フラッシュ・モブとは、インターネットなどの通信を介して、
不特定多数の人が集まり、目的を達するとさっと解散すること
らしいのですが、ここのフラッシュ・モブ、たった2分17秒で、
見事にその目的を達しました。
ほんとうに、心から音楽っていいものだなあって思いました。
朝の地下鉄、乾いた心にさあーっと瑞々しいものが拡がって、
みんなに笑顔をプレゼントしました。そしてグリークの「朝」、
なんて清々しい音楽なんでしょう・・心から感動しました。
そして涙まで。モブ、私たちも丸ノ内線あたりで思い切って
やってみましょうか!?


献呈
DVD【ファーストトレーディングFRT-259】
クラレンス・ブラウン製作監督 
キャザリン・ヘップバーン、ロバート・ウォーカー主演


映画「愛の調べ」はシューマン夫妻の伝記映画です。
クララ・シューマンに扮するキャサリン・ヘップバーン。
やはり本職ではないので、演技でなんとかしようというのには
無理がありましたが、それは音楽に関わっている人の意見かもしれません。
一般的にいうならば十分に通用する熱演です。この映画の中では
歌曲集「ミルテの花」の中の一つ、「献呈」が重要なモチーとして
使われています。まずこの映像でロベルトが「献呈」をピアノで弾きます。
その後、あるパーティーでクララもロベルトも同席する中、
リストが華やかな技巧をこらした編曲を行って自信満々に披露します。
しかしそれが気に入らないクララが音楽の本質を語りつつ弾いたのが
もう一つのこの映像です。名セリフだと思います。

実はこの3つのヴァージョンをアルトゥール・ルービンシュタインが
吹き替えで弾いています。自伝の中で3人のキャラクターを生かしながら
表現するのが難しかったけれど、とても楽しい経験だったというように
書いていますが、三人三様の表現はそのどれもが実に見事なものです。
これくらい自在に弾ける、そしてその上で「私」はこうやってこれを弾く
という意識を持って演奏する。プロ中のプロとは、このようなことを
指すのでしょう。「これしかできない、音にするのも精いっぱい」では、
まだ道は遠いですね。


この動画を見ると、いまでは手軽にできる録音という行為が
真面目にやればやるほど、滑稽なくらい大変な作業であったことが
よくわかります。電気を使わない録音が直接ワックスに音の振動を
彫り付けた、一発勝負でできあがったことを考えると、古の名人たちを
聴く姿勢も変わってしまいそうです。
HIS  MASTER'S VOICE、は省略するとHMV。有名なCDやレコードの小売店
と思っている方も多いと思います。しかししかし、有名な日本ビクターの
マークは実はオリジナルはこのHMVのニッパー君なのです。
実際のストーリはこの動画のようだったんだろうと、思うと
なお一層親しみがわいてきます。その商標権がどのような変遷を辿ったのか
わかりませんが、LPレコードではEMIの輸入盤にこのマークが確かに
ついていましたが、日本ビクターと契約のあるアメリカのRCA・Victorには
どこを探してもついていませんでした。そしていまではこのマークを
使うところはもうどこにもありません。味わいのある、愛着のある
ものでしたが時代とともにどこかに消えてしまいました。


yatchan2003

Author:yatchan2003
2003年から活動開始。
音楽への想いを伝えたい!
お客さまと共に楽しみたい♪
をモットーに進化中。