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2020 / 01
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バレンボイム
【DG 483 5255】
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 K478
ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 K493

ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
マイケル・バレンボイム(ヴァイオリン)
ユリア・デイネカ(ヴィオラ
)キアン・ソルターニ(チェロ)


バレンボイム。相変わらずの精力的な活動をみていると
音楽家も体力だなあと改めて。
ブラームスの新しい交響曲全集を作ったかと思うと、
返す刀で今度はモーツァルトのピアノ四重奏曲を新たな録音で。
メンバーはイースト・ウェスト・ディヴァン・オーケストラの若手を
集めていますが、息子のマイケルのヴァイオリンをはじめ
腕は皆確か。バレンボイムのピアノは一人目立つのではなく
アンサンブルの中に見事にはまり、かつ存在感をみせてくれます。
これはこれでこの曲の理想的な演奏のひとつと言えると思います。
若い頃録音したモーツァルトよりもより自由に
そしてより深い洞察をもって。さすが。


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フォスター
【Marston 57001-2】
Rediscovering an American Master

シドニー・フォスター(ピアノ)


この人の名前はマーストンからCDが送られてくるまで全くの白紙でした。
逆に余計な先入観を持たずに聴くことができました。
アメリカで主に活躍した人でしたが、メジャーへのレコーディングが
ないためほとんど知られることがありませんでした。
さて、メンデルスゾーン「幻想曲」p.28、シューマンの「パピヨン」と
「謝肉祭」そしてシューマンのピアノ協奏曲(1962年3月3日東京(!)
奥田道昭指揮日本フィルハーモニー)と聴き進めたものの、
メジャーへのレコーディングがないにはそれなりの理由がありました。
まず指はびっくりするほどよく回ること。メンデルスゾーンは相性が
いいけれど何しろつまらないミスタッチが沢山あること。
そしてタッチに色合いがないこと。BGMとしてはうるさいこと。
こんな印象でした。日本フィル、この頃はグレーラーさんが
コンマスですね。意外に健闘しているのにびっくりでしたが、
やはりここ!というところでホルンがひっくり返っているのは愛嬌。
ファーストばかりが強い弦楽器セクションなど
その後の日本のオケそのものです。そんな印象でした。
おそらくもうCDプレーヤーに乗ることがないでしょうね、きっと。
(特別寄稿 J.N)

モーツァルト

【DG 453 425-2】
モーツァルト 交響曲第29番、33番&44番
オルフェウス室内管弦楽団

指揮者無しのオーケストラということで40年以上の長いキャリアを
築いているオルフェウス。40年という長きにわたり、指揮者無しで
やっていることは大変なことです。というのもライヴ・イマジンの経験から
指揮者無しで何とかまとまるのは8人(オクテット)くらいまでです。
実際のところオルフェウスくらいの所帯(30人前後)になると
指揮者無しでやるのはその大変さを想像しただけで気持ちが
萎えてしまいます。このモーツァルトの交響曲は筋肉質の
きびきびした音楽が展開されていて、なるほどアメリカ!とも感じますが、
生き生きとしたその表現は魅力的です。ただ33番の第一楽章の入りでは
クレッシェンドは書いていないはず。自分勝手が顔を出した時、
モーツァルトはどこかに逃げてしまい魅力も半減でした。

(J.N)

モーツァルトのトリオ
【Le Palais Des Degust PDD020】
モーツァルト:ピアノ三重奏曲第2番ニ短調 K.442(レヴィン補筆完成版)
ピアノ三重奏曲第3番ト長調 K.496

ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
ロバート・レヴィン(ピアノ)
アラン・ムニエ(チェロ)


いきさつはどうあれレヴィンによる補筆完成の演奏で
ヴァイオリンにヒラリー・ハーンを持ってきた意味を
知りたいです。チェロもなぜこの人なのか。
いろんな角度から興味がわいてくるのは当然でしたが、
いかんせん録音のバランスが良くなく、ピアノの音が
前に出すぎているし、ハーンのヴァイオリンを使うことで
モダン・ピアノを使用しなければならなかったのか、
時代考証をして補筆完成したなら、演奏にもその時代に
ふさわしいものが求められるのではないでしょうか。
このちぐはぐ感が音楽にも表れていて、モーツァルトの悦楽も
何もかも消し飛んでしまいました。
プロデューサーの力量がもろに出てしまったのかもしれません。

(J.N)

メルちゃん
【Harmonia Mundi HMM902299】
シューベルト さすらい人幻想曲(グラーフ・1828年)
ショパン 12の練習曲集 Op.10 (エラール・1837年)
リスト ドン・ジョヴァンニの回想(ベーゼンドルファー:)
ストラヴィンスキー: ペトルーシュカの3章(スタインウェイ:)

アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)


メルニコフによる4人の作曲家の作品が作られた時期
のピアノを使ってユニークな録音を行いました。
フォルテピアノといえば印象としてなにやらペンペンいうような
印象をもっていましたが、このグラーフピアノは違います。
弾く人が違うからでしょうか、ダイナミクスといい、
音色の変化といい「さすらい人」ってこういう曲だったんだ(!)
と納得しました。ショパンのエチュードの堀の深さ、
特にダイナミックな12曲目の「革命」あたりでは金縛りにあいます。
リストの超難曲、そしてペトルーシュカ。ベーゼンも
スタインウェイも現代の楽器を想起させてくれますが、
なにしろこれらの超絶技巧を「ピース」として弾きこなした
メルニコフに脱帽です。この人、欠けているものがあるとすると
しみじみとした情感くらいかもしれません。それにしても凄い演奏です。






yatchan2003

Author:yatchan2003
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