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2019 / 10
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アーカイヴを見直していたら、以下の公演を書き忘れて
いたことに気づきました。アーカイヴ15の2010年1月29日
ライヴ・イマジン10の次、アーカイヴ16になります。
申し訳ありません。追加して訂正します。


イマジン11無礼講
アーカイヴ16  2011.5.29ティアラこうとう小ホール
ライヴ・イマジン11  無礼講コンサート1
今回は気軽に楽しめる「無礼講コンサート」という企画で
関係者のみで行いました。この「無礼講」というスタイルは
各奏者の勉強の場としてお互いの演奏を聴きあうことを目的に
しています。目的もいろいろなので、あくまでも「無礼講」で
一年に一回程度の開催です。
午前中のリハーサルの後には、出演者全員がフレンチレストランで
ゆったりとランチ。さすがにワインは自粛しましたが、お腹も
気持ちも満たされた午後に会場に戻り、開演となりました。
1曲目は、シューマンのオラトリオ「バラの巡礼」より 第1曲を
ピアノ連弾版で。数分の短い曲ですが、天にも昇るような
メロディが印象的。本来は独唱に合唱、オーケストラという
大規模な曲です。この連弾版は、おそらく日本初演です。
2曲目は、ベートーヴェンの熱情ソナタ。 この超有名曲を
全曲弾いてしまえるのも、またとない機会。 2楽章の敬虔な
調べの変奏曲を挟んでの激しい1、3楽章が、疾風怒濤のごとく
会場を圧倒しました。一転して3曲目は、爽やかなフルートの演奏。
まず独奏でのシリンクス、そしてピアノとのデュオでルーセルの
笛吹き達、ゴダールの組曲を。曲ごとに色が変わる煌めきの風が
吹き抜けました。休憩後の4曲目は、シューマンのチェロ協奏曲を
ピアノ伴奏で。陰影のある詩情豊かな曲は、楽章間の切れ目なく
演奏されます。時間を重ねた成果を思い入れたっぷりに聴かせ
ました。最後の5曲目は、ブラームスのピアノトリオ第2番。
1番より演奏される機会は少ないものの、ブラームス独特の深い
響きと和声は圧巻です。 各奏者が思い切りよく伸び伸びと弾き、
息の合った演奏で楽しませてくれました。演奏後の記念写真も
リラックスした雰囲気でした。無礼講とはいえステージでの演奏
ですから、それぞれが真摯な姿勢で臨みました。 ホールを
借り切っての贅沢な企画でしたが、たまにはいいものですね。
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imajinn 14
アーカイヴ19  2011.4.30 旧奏楽堂
ライヴ・イマジン 15 六重奏の楽しみ

 
 3月11日の震災以来、本番会場である旧奏楽堂は無事だったものの、
公演の開催自体が危ぶまれる日々が続きました。今迄とは全く
違ったものに変わってしまった周囲の状況から、第1回目の全体練習が
中止になりました。プロの演奏会にも公演中止が相次ぐ中、
「とにかく集まろう!」と第2回目の練習でメンバー全員が顔を合わせて、
ようやく皆で音楽に向かう勇気が湧いてきました。自分達の出来ることを
精一杯やろう、という強い気持ちで前向きに取り組みました。
季節が移り変わるにつれて、問い合わせの連絡がどんどん増えました。
寒さが和らぎ、なんとか現実の生活が一段落して、少し明るい気持ちに
向かい始めた頃でした。

 ゴールデンウィークの初日、穏やかな春爛漫の日に本番を迎えました。
会場は、桜の花見シーズン後の上野公園内の旧奏楽堂。当日の
リハーサル中にも問い合わせの電話が入り、開場前に長い行列が
出来る様子に お客様の熱い思いが伝わってきて、嬉しさや期待、
そして緊張の高まりを覚えました。 過去最多の約220名のお客様を
お迎えして、熱気にあふれた会場での開演となりました。

1曲目 リヒャルト・シュトラウス作曲 カプリッチョ
弦楽六重奏での演奏は、伸びやかな弦の音色と響きに外の喧騒を忘れ、
美しい旋律に一気に引き込まれました。この編成でリヒャルトを
楽しめるのは演奏するものにとっても嬉しいことのようでした。
2曲目 ショパン・ピアノ協奏曲第2番
若き日のショパンの恋焦がれる想い、夢見るような、そして時には
切ない旋律で、私は1番よりもこちらのほうが好きです。
この2楽章はとにかく聴く人の心にグッと響くものがあります。
そしてアンケートにも「素晴らしかった」「感動して涙が出た」
そんな言葉を頂けたことが、とても嬉しかったです。私にとって
何よりのご褒美となりました。アンコールには、同じ時期に書かれた
ワルツOp.70-3を。
3曲目モーツァルト 協奏交響曲
六重奏版ということで各楽器が持ち味を活かして、華麗なソロと
アンサンブルの妙を聞かせました。だれが編曲したかわからない
ようですが、2楽章がまるでレクイエムのように響きました。
最後のアンコールには、ピアソラの「天使の死」を。
ピリッと凝縮されたタンゴは締めくくりにピッタリ。
やんや、やんやの大きな拍手を頂きました。
 
 公演中にも余震が何度かあり、ホールのシャンデリアが小刻みに
揺れる場面もありました。それでも大きな動揺も無く、演奏に意識を
集中されていたお客様に支えられて、メンバーもそれぞれの精一杯の
演奏をすることが出来ました。今迄に無い特別な状況においても
音楽は大きな力を持っていることを改めて実感しました。
 
 次回は、渋谷駅より徒歩5分、昨年11月オープンの
新しいホールから お届けします。「オールモーツァルトプログラム」
というタイトルで、いよいよ天才モーツァルトの世界に挑戦します。




イマジン13
アーカイヴ18   2011.1.10 笹塚「ブルーT」
ライヴ・イマジン13 無礼講コンサート2

2011年最初のライヴ・イマジン13はホールから飛び出して、
笹塚にある中国茶のカフェ・レストラン「ブルーT」で
開催しました。今回は、発表会形式の「無礼講コンサート」で
17時から食事タイム、特製の無国籍料理のバイキングを
お客様とご一緒に。もうすでにワインを1本仕入れている
テーブルもあり、会場にはアルファ波が溢れていました。
18時、お皿も片づけられいよいよ演奏開始。ゆったりした
空間での食後の音楽は、素敵なデザートでしょうか。
最初に幹事があたためていたシューマンの「アダージョと
アレグロ」とF.A.E.ソナタの「インテルメッツオ」。
ディープな音楽世界に心地よいほろ酔い気分です。
次のW.A.モーツァルトのピアノ四重奏曲 第1番ト短調KV478は
迫力あるテーマで冒頭を飾り、夢みるような2楽章に続く、
有名なロンド主題も顔を出した3楽章は、まるで葉の上を
転がる水玉のように会場を包みました。今回は会場の
キャパもあり、お客様はすべて顔見知りで休憩時間も
穏やかに歓談。後半はスメタナのピアノトリオの思い入れの
こもったヴァイオリンのフレーズから始まりました。
悲しみを受け継がれた2楽章、哀愁の残る3楽章のドルチェと
ドラマチックな雰囲気に圧倒されました。図らずとも
モーツァルトと同じト短調は嬉しい偶然でした。
最後を飾るのは、ヴィルティオーゾ曲2つ。サン=サーンスの
「序奏とロンドカプリチオーソ」 Op.28とビゼー/サラサーテの
「カルメン幻想曲」Op.25でした。一気に弾ききる強靭な
精神力と前向きな姿勢に感嘆のまなざし。なんとアンコールに
クライスラー「美しきロスマリン」まで飛び出してお祭り気分
のうちに締めくくりました。終演後はそのまま会場で盛り上がり、
寒さを吹き飛ばす幸先のいい新しい年の船出でした。

枠付きのペリ
アーカイヴ17   2010.9.12 ティアラこうとう 小ホール
ライヴ・イマジン12 フロレスタンの響き

前回5月の「無礼講コンサート」でたっぷり充電し、
いよいよ大好きなシューマンのとっておきの曲を並べた企画
「ライヴ・イマジン12」となりました。
最初は「楽園とペリ」のピアノ連弾版を。大成功をおさめた
オラトリオを作曲者自身がピアノ連弾に編曲し直したもの。
初版を使ってのおそらく初演です。連弾の相方は多方面での演奏活動と
音大講師も務めるプロ奏者。ピッタリと寄り添い支えてくれる
抜群の安定感に安心して音楽に酔えました。
続いて現役プロオケ奏者として活躍中の師匠にオケのチェロパートを
お願いしての贅沢企画でシューマンの「チェロ協奏曲」。
この日の為にソリストは1年以上前から在仏の作曲家に室内楽版の
編曲を依頼し、自身の練習とレッスンを重ね、長期的構想でようやく
本番を迎えました。独奏者の熱い想いを受けとめるコントラバスを含む
弦楽五重奏も確固たるもの。夢の実現への大きな立役者となりました。
後半は、名曲「ピアノ五重奏曲」。優れた作品が次々と生み出され、
充実した「室内楽の年」と呼ばれた時期の超有名曲です。
折角の機会だからと便乗して、この弦楽四重奏にも師匠の参加を
お願いしました。低音が安定するって、本当に音楽に広がりと奥行きが
出ることを他のメンバーと共に実感。「ブラボ~!!」も聞こえる
大熱演の後には、アンコールの「トロイメライ」を。
師匠の素晴らしいエンディングで聴かせました。
ここ一番でしっかりキメるプロの実力を目の当たりにして
会場には感動のタメイキがさざ波のように広がりました。
今回は、プロの方を客演というよりは、縁の下の力持ち的な立場で
お手伝い頂きました。さすがの力量に感激しました。

イマジン10
アーカイヴ15 2010.1.9 旧奏楽堂
ライヴ・イマジン10 特別公演「Aa 晴れやかに」

副題の「Aa」はクラリネット五重奏曲のイ長調(A Dur)と
ピアノ協奏曲イ短調(amoll)からとったものです。

イマジンは再び上野の森に戻ってきました。お正月早々の
雲一つない快晴のもと開演前からお~っとびっくりするくらいの
長蛇の列が。今までこんなことはなかっただけに、身が引き締まり
ました。そして実際、お迎えしたお客様の数は過去最大に。

ウェーベルンで始めるところがイマジンらしいところですが、
ピリッとした僅か6分の曲でも、凍りつくような現代音楽の
エッセンスが凝縮されていました。「こんな機会でもなきゃ
なかなか勉強したくてもできないんだ」とは主催者の弁。

続くモーツァルトのクラリネット五重奏曲で会場の雰囲気が
初春のように暖かく穏やかなものに変わりました。
これがイマジンのモーツァルト、初登場です。

後半のシューマンのピアノ協奏曲、この曲を初めて聴いたのは
いつのころだったでしょう。1楽章のカデンツァ、2楽章の
終わりから華やかな3楽章に移る部分、そしてコーダの
踊りだしたくなるようなワルツに心惹かれていました。
オーケストラ部分は弦楽五重奏版による編曲をプロの方に
依頼したものです。シューマン独特の深い美しさと本来この曲が
持つ室内楽的な要素がそのままに盛り込まれ、ピアノと弦楽の
絶妙な駆け引きに演奏者も手に汗握る緊張感がありました。
ちなみに3楽章のオケパートは、指揮者の課題曲として選ばれる
ことがあるとかで、これを棒なしでやるのは実際苦労しましたが、
ようやく夢が実現してとても幸せでした。

アンコールにシューマンの「子供の情景」から
「見知らぬ国と人々から」でもう一度、想いを馳せ、全員で
やったルロイ・アンダーソンの「ワルツィング・キャット」は
本当に楽しい曲でした。最後にワンワンワン!!って吠えてみたら
これがまた会場、大ウケ。お客様と共に音楽を楽しむ、
イマジンのモットーを実感できた公演でした。


yatchan2003

Author:yatchan2003
2003年から活動開始。
音楽への想いを伝えたい!
お客さまと共に楽しみたい♪
をモットーに進化中。