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代官山コンサートシリーズ
第6回 ラインハルト・オッペル作品の試演と後期ロマン派様式 

平成29年12月29日(金)19:00開演  
代官山教会 東京都渋谷区代官山町14-3 


ライヴ・イマジン祝祭管弦楽団のコンサートマスターとしてだけではなく
多くのコンサートに出演していただいているヴァイオリンの前田秀さんが、
第二次大戦で埋もれていたラインハルト・オッペルの弦楽四重奏曲の
初演(おそらく世界で)に挑みます。二年前、ライヴ・イマジン32で
ゼプテットの編成で採り上げたリヒャルト・シュトラウスの
「メタモルフォーゼン」がそのきっかけとのことですが、
録音にも取り組み成果を年末にご披露くださいます。
詳細とお申込みは、吉田さんのブログをご参照ください。
https://sonarmc.com/wordpress/site43/2017/12/05/%e4%bb%a3%e5%ae%98%e5%b1%b1%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%b7%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%ba-%e7%ac%ac%ef%bc%96%e5%9b%9e-%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%8f%e3%83%ab%e3%83%88%e3%83%bb/
(特別寄稿J.N)

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トリオ1
イザベル・ファウスト、ジャン=ギアン・ケラス
&アレクサンドル・メルニコフ
~ベートーヴェン ピアノ三重奏の夕べ~
2017年10月11日(水)銀座 王子ホール

ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第6番 変ホ長調 Op.70-2
シューベルト:ノットゥルノ 変ホ長調 Op.148, D897
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 Op.97 「大公」

イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ)


今日はピアノトリオの演奏会に行ってきました。
それぞれが素晴らしい演奏をするのは以前からCDで聴いて
知っていました。直前に聴いたフランクのヴァイオリンソナタ、
ショーソンのコンセールの演奏が印象に残っています。
是非、生の演奏を聴きたいと思っていましたが、
前回のシューマンのトリオの演奏会は、受付開始直後に完売で
残念ながら聞き逃していましました。
室内楽は一般受けしない地味なジャンルですが、
彼らの良さをちゃんと知っている人達がいるものです。

今回も発売開始直後から電話がつながらず、10分後にやっと
つながったら最後列しか空いていない状態でした。
それでも何とかギリギリ滑り込みセーフでチケットを入手。
楽しみに会場に到着。
トリオ2縮小
ステージには1820年製というフォルテピアノ。
まだベートーヴェンが存命中のもの。美しい木目と
端正なフォルムに期待が膨らみます。
調律師が念入りに調整していました。
会場は満席、年齢層は高そうです。
トリオ3縮小
最初のベートーヴェンの6番のトリオは
あまり知られていない作品ながら、最初の一音から耳が釘付けに。
ピアノの高音の美しさと言ったら!また最弱音でもファウストの
「スリーピング・ビューティ」というストラディヴァリウスは
会場の最後列の私まで突き抜けてきます。
ダイナミクスの広さ、フレージングの見事さに夢中になって
聴いていました。ケラスはバロックボウを使用しつつも
エンドピンも使っているのは、中庸のスタイルなのでしょうか。
そしてこのトリオをしっかり支えるのは、メルニコフのピアノです。
完璧なテクニックと表現力を土台に2人の弦楽器を
余裕たっぷりに泳がせる様はさすがという他ありません。
モダンと違ってフォルテピアノは…などと考える隙間も無い
素晴らしい演奏で魅了しました。
3人のバランス、音色、響きを考えるとやはりこの楽器でなければ
出来ないだろうというものが確かにあります。

2曲目は私の憧れの曲、シューベルトのノットゥルノでした。
ゆったりと美しい曲というイメージでしたが、
この3人の手にかかると素晴らしく大きく優美な曲になりました。
色を変え、和声を変えても常に美しく揺れ動く様は、
ただただタメイキばかり。
いつかは弾いてみたいと思っていましたが、
こんな演奏を聴くと手を出してはいけないのでは?とさえ。

休憩を挟んで、最後は大公トリオ。
この曲はプロでもアマでも演奏される機会の多い名曲。
出だしのピアノの堂々とした旋律はいかにもベートーヴェン
という雰囲気です。耳慣れたテーマもフォルテピアノだと
柔らかに響きます。ファウストのヴァイオリンはフレーズが
手に取るように見える気がするほど見事なものです。
ケラスのチェロがそれに応えて支えます。知っている筈の曲が
全く別格の素晴らしく高雅な大曲に聞こえました。
大公ってこんな曲だったんだ・・。
もっと聴き続けたい、と時間を忘れる瞬間です。

アンコールはシューマンのトリオ第2番の第3楽章。
ベートーヴェンとは違った響きを持つ曲の魅力を
余すところなく表現する見事なシューマンに頷き、
やっぱり前回も是非聴きたかったと。

よく爆演という言葉が使われることがあります。
この夜の演奏会はその対極にあるものでした。
熱くなる演奏は、もしかすると素人臭い、と置き換えても
よいのかもしれません。熱いだけとなるとアマチュアの
専売特許ですから。ニュアンス、音色、楽器の選択などなど
繊細な表現は拍手をするほうにもよく表れていました。
たった300人のための特別な今夜の演奏会。
10月、まだあたたかい空気に包まれて、会場を後にしました。



メゾン
モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲 K620
モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K543
シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調 Op.82


2017年8月13日(日)小金井 宮地楽器ホール
田崎 瑞博 指揮 アンサンブル・メゾン


お盆休みの一日、小金井にある宮地楽器ホールに足を運びました。
なんといってもライヴ・イマジン祝祭管弦楽団でお世話に
なっている田崎先生の棒です。そしてプログラムには何と
シベリウスの5番が組み込まれていることに興味がわきました。
コンパクトなオケでトランペット3、トロンボーン3の金管に
対して6+6+4+4+3という弦の数は、シベリウスとしては
少し不足していないかと懸念していましたが、
前半のモーツァルトの充実した響きに比べて後半も
それほど気にはなりませんでした。
シベリウスは私にとってあまり縁のなかったものだけに
日ごろ耳にしている刷り込まれたものとどうしても
比較してしまいがちです。最後の2つの音については
ティンパニの前打音は外に出さずに中に入れる演奏。
はじめ少し不安定なところもありましたが、
さすがそれぞれが何をやっているかがよくわかるし、
シベリウスらしいダイナミクスも生きたものとして
手ごたえ十分でした。このクオリティは
アマチュアのコンサートでは得難いものだと思いました。
(特別寄稿J.N)
メゾンの写真

音楽三昧2017
音楽三昧コンサート2017 《スペインに吹く風》
2017年 5月 28日 (日) 14:30 開演 
近江楽堂(東京オペラシティ3F)


菊池かなえ・川原千真・田崎瑞博・蓮池仁・
加久間朋子(敬称略)
*ファリァ:「三角帽子」、「恋は魔術師」 より
*アルベニス:「スペイン組曲」より アストゥリアスほか
*グラナドス:「ゴイェスカス」 より間奏曲、嘆き・
 またはマハと夜鳴き鶯、藁人形
*ドビュッシー:「映像」よりイベリア
編曲/田崎瑞博

アンサンブル「音楽三昧」のコンサートはもう何度も行って
いますが、その魅力は何気なくみせてくれるプロの技、
アンサンブルの精緻さ、そして田崎氏の編曲の面白さに
尽きます。なんとも不思議な組み合わせの楽器編成ながら、
随所に各楽器のキメ技が光り、楽器持ち替えの妙味は
曲に思ってもいなかった彩を添えます。
特に今回のプログラムは「スペインに吹く風」という副題が
示すように、色彩がもともとたっぷりと添えられているもの
だけに大いに楽しめました。
個人的にはグラナドスの「ゴィエスカス」からの3曲に
惹かれました。もともとピアノ曲だったものを5人がかり。
編曲もピアノのアルペジオをどう反映するか、できるか
ということに力点を置いたとありましたが、見事に
アンサンブルに昇華されていました。
近江楽堂という理想的な会場でなんとも優雅な
音楽遊びを奏者とともに楽しんだ午後。
ライヴ・イマジン祝祭管弦楽団でお世話になった方々にも
再会できました。(特別寄稿 J.N)


都響の室内楽
都響メンバーによる室内楽
2017.3.25 [土]東京文化会館 小ホール

ヴァイオリン:四方恭子、双紙正哉、吉岡麻貴子、渡邉ゆづき
ヴィオラ:鈴木 学、村田恵子 チェロ:田中雅弘
コントラバス:池松 宏 ギター:鈴木大介

・シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821
(ヴィオラ&ギター版)
・ナイクルグ:ギターと弦楽四重奏のためのアセキアス
・メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 op.20

この日の目的はコントラバス入りのオクテット。
しかも池松さんがコントラバスで。まずそのオクテットから。
コントラバスが入ることで重心がぐっと下がりアンサンブルの
安定感がぐっと増します。第2チェロのパートをコントラバスで
弾くことは響きの拡がりと全体をうまく支えられるので、
チェロよりいいのではないか、という池松さんの言葉にある通り、
この曲がよりスケールを増して迫ってきました。
これは何を隠そう、「ライヴ・イマジン39」でやります。
池松さんは涼しい顔で難しいパッセージをグイグイと
弾いていましたが、39で参加予定のコントラバスのSさんは
一番聴いてほしい人でした。帰り道、なんと電車に乗るとき
目の前に本人が!?やはり直前にオクテットがあるのをみつけて
飛んできたとのこと。曲に対する気持ちが一つになる瞬間。
吉兆、いい演奏ができそうです。
鈴木学さんと鈴木大介さん。鈴木コンビのアルペジョーネも
よく知った曲でチェロとピアノでやったこともあり、
こんなフォーマットで聴けるのは貴重でした。
歌心豊かなヴィオラに寄り添うギター。
ただギターはやはりメロディーを振られるとどうしても
楽器の特性上、無理もありそう。
一方、ナイクルグの作品は初めて聴くものでしたが
ギターがカルテットを終始リードし、
中南米の印象を与えるもの。ただ名曲二つの間に
持ってくるものとしては、少々力不足か。
ち密なアンサンブルだけでは救えないものもありそうです。
(特別寄稿・J.N)

yatchan2003

Author:yatchan2003
2003年から活動開始。
音楽への想いを伝えたい!
お客さまと共に楽しみたい♪
をモットーに進化中。