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ブログ用イマジン6葉書
アーカイヴ11 2008.9.27
ライヴ・イマジン6  杉並公会堂グランサロン
残暑を吹き飛ばすようなバラエティ豊かな曲目を並べて、
ライヴ・イマジン6が開催されました。ピアノ四重奏曲に始まり、
無伴奏チェロ、木管五重奏、トランペット独奏に続いてベートーヴェンの
「街の歌」をクラリネットとチェロとのトリオで演奏しました。
この曲は、ベートーヴェンのトリオの中でも軽い感じで楽しい曲です。
第3楽章は当時ウィーンの「街」で流行したオペラの旋律を用いた
変奏曲になっていることから「街の歌」と呼ばれたとか。
三人三様の旋律のやりとりは、まるで対話をしているかのよう。
クラリネットの語るような表情豊かな音色が、暖かい深みのあるチェロと
溶け合い、どちらの楽器も木で出来ている、ということを
改めて感じました。
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ボストリッジ
【EMI 5 56347 2 】
イアン・ボストリッジ(テノール) ユリウス・ドレイク(ピアノ)

もし無人島に持っていくCDを選ばなければならないとすると、
その最右翼となる1枚です。ボストリッジの美しい声と音楽の表現力を
もし言葉で表わすならノーブルという形容詞以外には考えられません。
唯一この単語を使うことを許される音楽家は他にリパッティだけ、
というのは言いすぎでしょうか。最初の「鱒」のイントロが始まると
スピーカから部屋中にふわあ~っと音が拡がり、それに続く歌が
部屋を音楽で満たします。全身で極上の歌のシャワー受け止める幸せ。
そして伴奏をしているドレイクも、とてもいいんですね。
寄り添う、前に出る、絶妙です。歴史と哲学を、ケンブリッジ大学と
オクスフォード大学で学び、博士号までとったあと音楽のキャリア・・
やれやれ人はやはり不公平にできています。


イマジンのロゴ
ライヴ・イマジンのロゴ
ライヴイマジンも回を重ねるにつれて、音楽以外の点にも「こだわり」が
芽生えてきました。やはり中身だけでなくカタチも大事にしたいと
思っています。公演のご案内は、葉書の形で記念切手を貼って一言添えて。
プログラムは、曲目解説と楽しいメンバー紹介を・・・おのずとスタイルが
決まってきたようです。それなら会社に記章、学校に校章があるように、
イマジンにもロゴを!と思い立ちました。でもライヴ・イマジンの
「I」の字って一本棒の形だけにカッコよく変身し難いものです。
かといって「い」のように夏祭りみたいな純和風も似合わないし・・
と考えていくうちに、ご覧のような楽譜を模した五線を斜めにいれる
シンプルな形に行き着きました。以前「イマジンうちわ」も作ったから、
今度は名刺とかTシャツでも作ろうかなぁと考えています。
なんだか懐かしの「同好会」のノリです。


ライヴイマジン5
アーカイヴ10 2008年4月 
ライヴ・イマジン5 杉並公会堂グランサロン

厳しい寒さが和らぎ桜前線が過ぎる頃、おなじみ杉並公会堂
での発表会形式でした。珍しいカトワールのピアノトリオ、
バッハの無伴奏チェロ組曲第2番と共に4組の出演。
ピアノ連弾版のガーシュイン作曲ラプソディ・イン・ブルーは、
曲名に合わせて衣装もブルーで。体育館のような天井高の広い会場に
ベヒシュタインのフルコンでパワー全開。弾いていて痛快でした。
一方シューマンのピアノ四重奏曲は、軽快で美しい名曲。
各楽章が変化に富み、それぞれのパートに美味しいところ満載の
パフェのよう。和音連打や華やかなアルペジオ、うっとりするような
アンダンテ・カンタービレの甘い旋律にほろ酔い気分、
春爛漫の午後でした。



tateno sannno
ワーナーミュージックジャパン WPCS21138 】
フィンランドのピアノ音楽  舘野 泉(ピアノ)

以前にご紹介したの舘野さんの本のアンソロジーとして
フィンランドの作曲家のエッセンスがしっかり詰まっていて、
入門編として貴重です。例をあげると、シベリウスは
「もみの木」以外にもオーロラを思わせる「即興曲」、
愉しい「ロンドレット」など独創性があり、さすがに名を残す人
といった風情です。それに続くメリカントの「牧歌」は
まだ見ぬ森と湖の美しき国を想わせてくれ、「ワルツ・レント」は
どこか懐かしい雰囲気。クーラの「結婚行進曲」は控えめで
つつましやかで幸せをかみしめている様子。舘野さんの演奏は、
とても美しいタッチと自然なフレージングに溢れ、ゆったりと穏やかな
空気を運んでくれるようです。(こんな素晴らしいピアニストが
日本人にいるなんて!)今は左手の作品での演奏活動のようですが、
いつかまたこれらの作品を弾いてくれる日が来てほしいです。

素敵5チャイコトリオ
アーカイヴ9 2008年1月 
第5回 素敵演奏家協会演奏会 上野 旧奏楽堂

2008年は、自主企画演奏会からスタート。
ホルン四重奏の新春らしいヨハン・シュトラウスメドレーとは
対照的に壮大な追悼曲であるチャイコフスキーのピアノトリオ
「偉大な芸術家の思い出に」に挑戦でした。
とにかく濃くて長い!重厚かつドラマチックな曲想に加えて
「ノーカット完全版でいこう!」というメンバーの意気込みもあって、
演奏時間50分以上の大曲に気力体力を十二分に!発揮しました。
みぞれ混じりの中をいらして下さったお客様は、
熱演の後のアンコール「ロンドンデリー」にホッとされたのでは?
と思いました。

イサCD
【BIS SACD-1782 】
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
ガボール・タカーシュ・ナジ(指揮)タピオラ・シンフォニエッタ


イッサーリスがとうとう来日してくれました。
この日をどれほど待ち望んでいたことでしょう。
多くの外国のタレントの来日が中止・延期になる中で
「こんなときだからこそ、わたしを待っていてくれる
日本の人のために何があっても演奏したい」という
メッセージを携え、二つのプログラムを通じて
その心を直接私たちに伝てくれました。

【プログラムA】
ウォルトン: チェロ協奏曲
共演:尾高忠明(指揮)/NHK交響楽団

【プログラムB】
シューマン: 幻想小曲集 op.73
ショパン: チェロ・ソナタ ト短調 op.65
ユリウス・イッサーリス: バラード
ラヴェル: 2つのヘブライの歌 (イッサーリス編)
プーランク: チェロ・ソナタ

そしてこの来日公演は日本音楽財団から長年貸与されていた
ストラディヴァリウス「フォイアマン」を使用しての
最後の演奏会でした。このCDではすでにべつのストラドを
使用して録音されていますが、特に印象深いものは
ビーミッシュの編曲によるドビュッシーです。
何と美しい音楽であることよ!5曲それぞれに特徴があるものの、
本当に音楽にふるいつきたくなるほどの魅力に溢れています。
またプロコフィエフのコンチェルティーノは同じ作曲家の
チェロ交響曲のような怖ろしいものではなく、むしろ親しみやすいもので、
新しいチェロのレパートリーを予感させてくれます。
メンデルスゾーンの血を引くイッサーリス、遠い祖先がきっと
そうであったように、ヘブライとかユダヤの歌のようなものを
普遍的なものに昇華する表現力も健在です。


yatchan2003

Author:yatchan2003
2003年から活動開始。
音楽への想いを伝えたい!
お客さまと共に楽しみたい♪
をモットーに進化中。