FC2ブログ
2013 / 03
≪ 2013 / 02 - - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - - - - - 2013 / 04 ≫

イマジン25葉書
2013年5月19日(日)13時30分開場 14時開演
台東区生涯学習センター「ミレニアムホール」
〒111-8621 東京都台東区西浅草3丁目25番16号 
電話:03-5246-5827


ライヴ・イマジンは今年で10周年を迎えました。
まだまだチャレンジは続きます!

  ■ バルトーク ルーマニア民俗舞曲 Sz.56/BB 6
  ■ バルトーク 弦楽四重奏曲第1番 Sz.40/BB 52(Op.7) 
  ■ ブラームス ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Oo.34


荒井 隆(Vn) 馬場 有美子(Vn) 畑 修一(Va)  
西村 淳(Vc) 吉田 康子(Pf)

入場無料(要整理券) 未就学児童の入場はご遠慮下さい。
入場整理券をご希望の方は、下記の問合せ先アドレスに
お名前 ご住所 電話番号 年齢 職業 コメントを添えて
「ライヴ・イマジン音楽記を見て整理券希望」とご記入下さい。
現在上記の葉書(入場整理券)を制作中の為、4月上旬に発送します。
お問い合わせ  liveimagine@yahoo.co.jp

スポンサーサイト

ライヴ・イマジンの企画、運営、演奏まですべてこなしているJ.N.に
とうとう五十肩が訪れました。

次回の出し物がバルトークとブラームスということで技術的にもなかなか
ハードルが高く、ライヴ・イマジン24をお正月明けに終えてから、
寸暇を惜しんで練習に明け暮れていました。ところが「人生一寸先は闇」、
ある日おぞましい「五十肩」が突然襲ってきました。
演奏ができなくなってしまった、報われない、情けない話でしたが、(一時は
確かにライヴ・イマジン25を中止(延期)しようと悲壮な覚悟をしました)
ほぼ完治することができたので、ここはその発症から再生までを
記してみました。このやっかいな病気との付き合い方の一助に
してもらえますように。

【五十肩の発症】
今回のケースとしては3月10日(日)には普通の練習ができており、
11日(月)の朝、少し肩に違和感があったのですが、一週間前にも
似たようなことがあり放っておくと治ってしまったので今回も軽く見て
おりました。ところが12日(火)の夜から痛みが激しくなってきて、
眠れない、寝返りもうてない状況になってしまいました。横になるよりは
座っているほうが楽なので、朝の3時からインターネットを使って五十肩と
整形外科についての情報収集をし、注射をすることで一時的にでも弾けるように
なるかも、という希望が生まれ、仲間に迷惑をかけずに済む、と藁をもすがる
思いで都心のペイン・クリニックの門をたたきました。ところが満員電車で
痛い肩をかばいながらようやくたどり着いた先で、「予約がなきゃダメ」と
言われてしまい、絶望的になっていったん帰宅しました。
肩はなにもしなくてもズキンズキンと痛むくらいで「急性」の「重症」
という文字が頭の中をめぐりました。

【偶然の選択】
さて、ここが一番のポイントになります。なぜなら私の重症五十肩は
1週間かからずにほぼ完治してしまったわけですから。
一般的には五十肩は最低でも3ヶ月、もしかすると3年などと言われて
いるものです。ところがいろいろな方の話を統合すると、これは整形外科に
かかった場合とか何もしなかった場合には、としておくのがいいようです。
つまり五十肩の最良の治療は対処療法の整形外科にはない、行かないほうが
よさそうだということです。ではどうすれば?と言われたら、
それは鍼、灸、整体というトラディショナルな治療がベストであると
言わざるを得ません。たった一度の経験でそんなことを言いきれるのか?
と言われるかもしれませんが、確かに鍼・灸・整体は不確かなものであって、
個人差が大きく、患者と医師間に相性があるなどが難点です。それでもなお、
長期的なことを考えるなら、整形外科はファーストチョイスではないようです。
わたしの場合、「予約がなきゃダメ」という災いが転じて福となす
というようなことが実際に起きました。


【治療】
日頃、肩こりなど指圧でお世話になっていた鍼灸整体院の先生に相談しました。
正直、痛いところを揉む?という疑問と恐怖がありましたが、実際の治療は
腱鞘炎すら治してしまった電気を使っての患部の消炎(ロンドンのハーレーで
実際にプロのサッカー選手なんかがお世話になっている機械と同じもので、
まず痛みの緩和を行います)と特定、それに連なる筋肉の指圧による
コリの緩和、そして鍼による痛みのブロックというものでした。
鍼だけでも10本以上打ったでしょうか。トータルの施術時間は
3時間を超えます。そのあと「明日の練習はダメですが、今週中に
これでよくなるはずです」と言われたときには本当に先生のお顔が
神様のように見えました。
しかも「きっともう来なくても大丈夫ですよ!」とまで・・。

【その後の経過】
患部を中心に打った鍼はまだ入った状態で、市販の痛み止めは最初のうちは
まだ必要でしたが、それも一日だけ。日に日に腕が伸び、あがりはじめ、
当然夜もよく眠れます。治療して4日目、3月16日(土)にはとうとう
チェロをわずか30分くらいでしたがブラームスのピアノ五重奏曲は
第一楽章を通して、ほぼ以前のように弾くことが出来ました。
感動の一瞬の訪れでした。恐るおそるのボウイングもまだA線を弾くと少しだけ
違和感は残りますが、この分だと本当に一週間で治癒されてしまいそうです。
ちなみに今回私の五十肩を治療してくださった先生は大変な音楽好きで、
お正月のライヴ・イマジン24のオール・バッハ・プログラムの時にも
わざわざご来場くださいました。清潔な施術室でのBGMは
ベンジャミン・ブリテンの指揮する「ブランデンブルク協奏曲」。
一時は絶望に打ちひしがれた心は、おかげさまで今では次回公演に向けて
希望に満ち溢れています。

バーンスタイン
【DG 419 233-2】
レナード・バーンスタイン指揮 ウィーン・フィルハーモニカー
ハイドン 交響曲第94番 & 協奏交響曲

協奏交響曲をお目当てにこのCDをゲットしました。
バーンスタインは歳を取ってからヨーロッパへ進出しましたが、
人気者だけに、カラヤンのライバルとして持ち上げられたものです。
事実、カラヤンのオーケストラ、ベルリン・フィルへの登場は
大変少なかったので世間の雀たちをかしましくさせることに
一役買っていました。協奏交響曲という分野ではモーツァルトに
弦と管のためにそれぞれひとつずつあって、イマジンの舞台でも
ヴァイオリンとヴィオラのためのものがかけられました。
震災直後ということもあってとても印象的でした。
ちなみにベートーヴェンのトリプルもこの分野の作品です。
ハイドンのものはヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットという
独奏群がとてもユニークな作品です。バーンスタインはフィルハーモニーの
トップ奏者4人を従え、とてもシンフォニックな演奏が繰り広げていますが、
独奏が少々窮屈な演奏に聴こえるのはやはりカリスマ指揮者に締め付けられて
いるせいでしょうか。それともやはりオケマンはソリストのアプローチとは
異なるのかしら?いろいろと思いを巡らせているうちに、聴かせどころ、
第四楽章オペラのレチタティーヴォのようなチェロの詠唱にかかりました。
さすがにここでは、バルトロマイ氏は日頃オペラで鍛えた腕を存分に
見せつけてくれました。


緋色の楽譜
「緋色の楽譜」上下
ラルフ・イーザウ著 酒寄進一訳
東京創元社 

フランツ・リストといえばピアニストにとってとてつもない大きな壁として
立ちはだかっています。超絶技巧へ果敢に挑戦はするものの、
膨大な作品群と編曲を前にして、どれを弾こうかと試し弾きすら拒否され、
弾く前から“お呼びじゃないよ”と言われている感じです。
よく演奏されるものも「ラ・カンパネラ」や「愛の夢」「ハンガリー狂詩曲」
などせいぜいがCD1、2枚に収まるものですが、最近レスリー・ハワードという
ピアニストがイギリス・ハイペリオンに録音した作品全集はCD99枚(!)。
ピアノ作品だけでその物量に唖然としてしまいます。つまりピアノ作品
だけでも1%しか殆どの人は知らないことになります。音楽家であり、
ピアニストであったリストその人の評価は、まだま始まったばかり
というのが実情のようです。
そんな折、この「緋色の楽譜」を手に取りました。
リストが遺した謎のメッセージをめぐるミステリーですが、
パリのサン・トゥスタッシュ教会で開催された「荘厳ミサ曲」の初演で
起こった騒ぎをはじめ、いくつかの音楽上の出来事を絡めながら構築された
ミステリーです。とてもスリリングな場面もあるし、そう巧くは行くかいな、
お、恋愛絡みかい、みたいなところもあるもけれど、
リストという音楽史上「謎」の人物が共通主題として用いられていることで
私にはとても楽しめるものでした。
上下巻、あっという間に時間が過ぎ去りました。





ベロニカハーゲン
【DG 453 421-2】
ヴェロニカ・ハーゲン(ヴィオラ)パウル・グルダ(ピアノ)
ブラームス ヴィオラ・ソナタ

ヴィオラという楽器は音域的に中声部を受け持つことが多く、
ヴァイオリンより低く、チェロよりも1オクターブ高い音域をもちます。
決して派手さはありません。ヴァイオリンやチェロに比べると
楽器によるサイズにばらつきがあり、大きいほうが豊かな音がする一方、
演奏が困難になるということもあるようです。外面の華やかさを
競うことのないこの楽器は、ドヴォルザークやヒンデミットも
この楽器をよく弾いたといわれていますし、ブラームスの室内楽は
ぴったりはまります。ヴィオラがはいった弦楽五重奏曲も2つ、
さらに2曲の晩年のクラリネットソナタはヴィオラで演奏される機会も
多いものです。ここではソナタのヴィオラ・ヴァージョンで
ヴェロニカ・ハーゲンの演奏は決して叫んだり、力んだりすることなく
微妙なニュアンスによって作品本来の姿を浮かび上がらせます。
優しい表現にあふれた歌心も抜群で、スーッと心に染み入ってきます。
ピアノは名人フリードリッヒ・グルダの息子のパウル。
かなり健闘してはいるものの軽めで音楽をまだ全部手中にいれていませんが、
ここでは及第点でしょう。



バックハウス
【Profil PH12052】
『ヴィルヘルム・バックハウス、レア音源集』

ウィルヘルム・バックハウスの名前は、イコール・ベートーヴェンと
私の中では固定されていました。同じウィルヘルムの名を持つケンプと
ベートーヴェンのソナタ全集はほとんど神格化されていました。
でも、このひとはベートーヴェンのソナタとコンチェルトしか弾かない人
なんだろうか?鍵盤の獅子王ってなに?という初歩的なギモンはもちろん
ありましたが、その全集を前にして、当時は(今でも!?)ただ外から
見つめるだけ、というのが正直なところです。
そのバックハウスの若かりしときの録音がまとめてリリースされました。
1908年(!)の録音が一番古いようですが、まだこの時この人は24歳。
なになに、リストの弟子オイゲン・ダルベールに師事、1905年の
ルビンシュタイン・コンクールの覇者で、この時2位になったバルトークは
ピアニストの道を断念したとあります。
さて、魔法の箱を開けてみると、ここで弾かれている曲は
ベートーヴェンじゃなくて、彼が大変なヴィルティオーゾであったことを
示すものばかりです。ははあ、鍵盤の獅子王はここから来たんだ、と納得。
ショパンのコンチェルトのロマンスをピアノ独奏用に自身で編曲したものは
ゴドフスキーを彷彿とさせ驚かされます。冒頭に入っているモーツァルトの
「戴冠式」協奏曲は1940年ですが、まったく「隙」のない見事な演奏で、
背筋がしゃんと伸びました。
バックハウス自身がこれらのヴィルティオーゾ的なものをいつから
封印してしまったのかわかりませんが、その先にあったものが
ベートーヴェンのソナタとかブラームスだったのでしょう。
ピアノを通じて音楽をやろうとしているものにとって
まったくタメ息のでるようなことです。

yatchan2003

Author:yatchan2003
2003年から活動開始。
音楽への想いを伝えたい!
お客さまと共に楽しみたい♪
をモットーに進化中。