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ブログ用イマジン葉書
2013年 8月3日(土)12時30分 開場 13時 開演
ティアラこうとう 大会議室  

ライヴ・イマジンは今年で10周年を迎えました。
今回は、発表会形式で各グループが得意の曲を持ち寄って
多彩なプログラムでお楽しみ頂きます。

1.モーツァルト フルート四重奏曲 イ長調 KV298
大門 一夫(フルート) 前田 秀(ヴァイオリン)
吉水 宏太郎(ヴィオラ) 西村 淳(チェロ)


2.ドホナーニ 弦楽三重奏曲「セレナード」ハ長調 Op.10
前田 秀(ヴァイオリン) 吉水 宏太郎(ヴィオラ) 西村 淳(チェロ)

3.ワーグナー  ヴェーゼンドンク歌曲集(女声のための5つの詩)
鷹尾伏 紘子(ソプラノ) 大村 新(ピアノ)

4.ワーグナー/リスト編曲 楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「愛の死」
大村 新(ピアノ)
   
            ~~休憩~~

5.モーツァルト ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲
変ホ長調 KV498 「ケーゲル・シュタット」 

佐藤 健(クラリネット)  畑 修一(ヴィオラ)
吉田 康子(ピアノ)


6.シューマン 弦楽四重奏曲 第1番 イ短調 Op.41-1
荒井 隆(ヴァイオリン1) 荒井 あゆみ(ヴァイオリン2)
鈴木 智(ヴィオラ) 奥和田 久美(チェロ) 


入場無料(要整理券) 未就学児童の入場はご遠慮下さい。
入場整理券をご希望の方は、下記の問合せ先アドレスに
お名前 ご住所 電話番号 年齢 職業 コメントを添えて
「ライヴ・イマジン音楽記を見て整理券希望」とご記入下さい。
お問い合わせ  liveimagine@yahoo.co.jp


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<ハフのメンデルスゾーン
span style="color:#0000ff">【Hyperion CDA66969 】
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
ローレンス・フォスター指揮 バーミンガム市交響楽団
ロマンチック・ピアノ協奏曲のシリーズの中の一枚です。
ハフのピアノは先にベルクのソナタなどについて書いたことがあります。
メンデルスゾーンのピアノ協奏曲2曲を含むピアノとオーケストラの為の
曲を集めたものですが、これらはヴァイオリン協奏曲ほど
有名ではありません。実際ピアノ協奏曲はメンデルスゾーンらしい華麗で
美しい旋律に溢れていろものの、やはり魅力ではヴァイオリン協奏曲ほど
ではないなあと感じます。ピアノの入った室内楽としては彼の
二短調のトリオは定番中の定番でピアニストにとってはとにかく音が多くて
走り回るので、弾くだけでもなかなかの難物です。同じような傾向が
これらのコンチェルトにも共通していています。
ハフの演奏はまったく見事なもので、響きの美しさも、タッチの美しさ、
ダイナミズムも際立っていますが、ここまで引き出されると今度は
やはり曲の魅力に限界を感じてしまいます。ハフがコンサートで
弾いたことがあるかどうかはわかりませんが、これをプログラムに
載せるといくらソリストがハフでも集客に苦労するでしょうね。


giirusyuteinn
キリル・ゲルシュタイン ピアノ・リサイタル
武蔵野市民文化会館 小ホール
  ・ハイドン:アンダンテと変奏曲 へ短調 Hob.ⅩⅤⅡ-6
  ・シューマン:謝肉祭 Op.9
  ・オリヴァー・ナッセン:オフィーリア、最後の踊り(日本初演)
  ・ムソルグスキー:展覧会の絵
  アンコール・ラフマニノフ:幻想的小品集より第3番メロディ Op.3-3

久しぶりに本物のピアニストの演奏を聴いた気がしました。
キリル・ゲルシュタインの名前は、チェリストのスティーヴン・イッサーリス
の共演者として10年前に名前を聞いたのが始めでした。当時彼の演奏を
NHK-FMで放送後に問い合わせが殺到したとのこと。
1979年ロシア生まれの34歳。父親の影響でジャズに興味を持ち、
1993年14歳でバークリー音楽大学に学んだ後にクラシック音楽に戻り、
マンハッタン音楽学校において20歳で音楽の学士と修士号を取得。
11歳で第1回バッハコンクール優勝。
2001年アルトゥール・ルービンシュタインピアノコンクール優勝、
2010年ギルモア・アーティスト賞受賞、という経歴。
穏やかな笑みと物腰で舞台に現れた彼は、長身で膝がピアノに
つかえそうなくらい。最初のハイドンはとてもデリケートで丁寧な音色で
鮮やかに弾き切りました。只者じゃない・・という雰囲気。
次の謝肉祭では、第一音から大きな手で和音をしっかりとつかみ、
芯まで鳴りきったタッチであっという間に耳が引き込まれました。
低音域では厚みがあり楽器が底鳴りします。見事なテクニックには
目を見張るばかり。また美しい旋律は甘美に歌い上げ、フレーズの作り方が
上手で実にくっきりと伝わってきます。弾くかなって思った「スフィンクス」
という幻の曲もしっかりと不気味な雰囲気を醸し出してやってくれました。
謝肉祭ってこんなにヴィルトゥオーソの為の曲だっけ?と思うほどの迫力。
休憩を挟んでの後半は、ナッセンの日本初演の曲を。
譜面代わりにipadを、ペダルの近くに譜めくりボタンを置いての演奏。
今の最先端技術にもしっかり対応しています。時折聞こえてくる旋律が
不思議な音色とリズムに混沌と交わります。
最後の展覧会の絵は、更にダイナミックな演奏。鍵盤の隅々まで自在に
鳴らし細かいパッセージも、連打も目に見えないくらいの速さ。
最後「キエフの大門」のテンポの良さと圧倒的な轟音で余裕たっぷりに聞かせ、
アンコールにラフマニノフの美しいメロディで締めくくりました。
お天気のせいもあってかピアノ(スタインウェイ)そのものの「鳴り」が
少し鈍く、特に中音域で感じられましたが、なんといってもこの値段
(1500円!)で文句は言えません。もっといい楽器であれば奏者の実力を
さらに引き出してくれるでしょう。でもこんなことを思ったピアニストは
初めてでした。しかもなんとこの日だけのための来日、
そこに居あわせた幸せを感じました。
ピアニストの世界は本当に熾烈だと改めて実感です。

イムジチ
【PHILIPS 410 606-2】
パッヘルベル カノン、モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク
イ・ムジチ合奏団(カルミレッリ・ヴァイオリンソロ)

イ・ムジチ合奏団といえば「四季」、「四季」といえばイ・ムジチ。
来日公演の数は数知れず、たいていはこの「四季」をやっていたはずです。
レコードもベストセラーを記録し、「四季」を聴いたことのない
クラシックファンはおそらくいなかったのではないでしょうか?
まるでベンチャーズのよう、という比喩はおしかりを受けそうですが、
わずか、せいぜい50年前のことです。今やバロック音楽の隆盛は
古楽器によるアプローチにより、その真正(とおもわれる)の姿が提示され、
またそれ故にアマチュア禁制の世界にもなっています。
このCDにはヴィヴァルディは入っていませんが、アイネクライネとか
カノンとか誰でもが一度は耳にした作品集です。気持ちよく聴かせてほしいと、
期待していましたが外れに終わってしまいました。
いま、バロック音楽の演奏はもっともっと刺激的で、強烈なインパクトを
与えてくれる演奏が数多く存在します。たとえそれがモダン楽器を
使用していても。もちろん、このCDにはそれを期待していたわけではなく、
もっとノスタルジックで流麗なものを求めていましたが、
たぶん初めて「四季」をやっていたころと彼らは何も変わっていないし
変えてもいないのでしょう。きちんと譜面通りで平板、思ったほど歌って
いないし物足りない・・もっと、もっとと言っている自分がそこにいました。
そういえば最近は昔ほどイ・ムジチ合奏団は来日していません。
やはり過去のもの、その時代とともに流れて行ってしまったのでしょうか。



サンソンフランソワ
【東芝EMI TOCE-8820 】
サンソン・フランソワ(ピアノ)
パウル・クレツキ指揮 フランス国立放送局管弦楽団
シューマン・ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 ほか


シューマンのピアノ協奏曲です。私は実演を通じてこの曲がどの楽章をとっても
本当の意味で名曲の名に値するものであることを知りました。多くの録音を
聴きましたが、このフランソワはある意味で格別のものです。
マルグリット・ロンがロン=ティボーコンクールをはじめたのは、
弟子のフランソワを売り出すためだったとされ、ショパンの演奏は今なお
聴かれ続けています。、ただ多くの人が天才とたたえるこのピアニストは
どちらかというと私の苦手のひとりです。しかしながら、この「天才」を
もってしてもシューマンのがっちりした枠をはめられると、ほどよい名演奏
となるのはやはり曲の持つ偉大さということなのでしょうか。
第二楽章、アンダンテ・グラチオーソは誰よりも早い。でもこれこそが
シューマンが譜面に書いたメトロノーム記号なのです。こうやるべきだし、
よくぞやってくれたと一遍に苦手から好きに変わってしまうところが
なんとも軽いのですが。全体的には迫力のある、粗いタッチが必ずしも詩情を
醸し出してはいません。なにやかにやでこのアプローチもありというのが
名曲の所以でしょう。余白の「子供の情景」は左手のおかしなリズム、
「天才」はこれでいいのでしょうか・・?



修正シャネル
YCA(ヤング・コンサート・アーティスツ )2013.6.1
銀座シャネルビル4階「ネクサスホール」
・J.S.バッハ・コダーイ編曲「半音階的幻想曲とフーガ」よりファンタジー
 ファイト ヘルテンシュタイン(ヴィオラ)
・ストラヴィンスキー「デヴェルティメント」
 ベンジャミン ベイルマン(ヴァイオリン) ラン ダンク(ピアノ)
・コンスタン「クラリネットのために」
 ナレク アルチュニアン(クラリネット)
・モーツァルト「クラリネット五重奏曲」イ長調 KV581
 ナレク アルチュニアン(クラリネット) 
 キャロライン グールディング(ヴァイオリン)
 ベンジャミン ベイルマン(ヴァイオリン)  
 ファイト ヘルテンシュタイン(ヴィオラ)
 伊藤 悠貴(チェロ)

1962年以来、世界中の若手音楽家を支援する非営利組織の活動を
シャネルが支援する形での室内楽演奏会は今回で8回目です。
ヴィオラの大山平一郎さんをディレクターとして8名の若手奏者を中心に
一週間にわたって開催されます。海外からのYCA関係者が客席に加わり
満席の会場は、シャネルならではの華やぎがありました。

前半の3曲はどれも初めて聴くものばかりでしたが、各奏者の力量を
聴かせる選曲の妙に感心しました。2曲目のストラヴィンスキーの作品は、
チャイコフスキーの旋律に多彩な和声とリズムで彩りを加えたもので、
技巧も鮮やかに弾きこなす演奏に目を見張るばかり。
ヴァイオリンのベイルマンは今回の参加者のピカイチできっとどこかで
その名前を耳にする機会もでてくるでしょう。
3曲目、コンスタンのクラリネットソロは超難曲。勢いよく出てきた
アルチュニアンの大金星とみました。

後半の「クラリネット五重奏曲」は、イマジンでも取り上げたことのある
有名曲ですが、各人の奮闘はあるものの、たとえば弦楽四重奏としての
「かたち」がまだできていませんでした。シンプルな音で構成される
ものだけに、それぞれの奏者が持つ音楽そのものがストレートに伝わって
来るモーツァルトの難しさを実感。5人で演奏してもすぐにばれてしまうもの
ですから、次回8月に私が演奏予定のケーゲルシュタット・トリオは3人だ・・
と考えると恐ろしくなります。(頑張らなきゃ・・)
熱演に大きな拍手が湧き上がり、爽やかな気分のうちに終演となりました。

今回の各座席には、写真のような金箔型押しの立派な装丁の黒い本が
置いてあり、これがYCAシリーズのプログラムでした。また白い冊子は
これからのシリーズを紹介するものです。さすがにハイセンスなシャネル・・
と感心。ただ、その一方では、冊子に添えられていたアンケートには、
来場客に対して、世代や年間に行くコンサート回数、企画についての意見
などばかりで、肝心の音楽や演奏についての項目がありませんでした。
またスタッフの数も多く、ここまでお金をかけられるなら、
音響をもう少し、などというのはないものねだりかな。


yatchan2003

Author:yatchan2003
2003年から活動開始。
音楽への想いを伝えたい!
お客さまと共に楽しみたい♪
をモットーに進化中。