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2015 / 02
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ピエタ
【ポプラ社文庫】
「ピエタ」  大島真寿美著

赤毛の司祭・ヴィヴァルディがでてくるので思わず手をのばしました。
ヴィヴァルディが孤児院(ピエタ)で音楽を教え、作曲をしていたのは
知っていましたが、ウィーンで亡くなったのは知りませんでした。
その後彼の音楽は音楽史の中から消え去り(この本の中にも
すでにその予兆がみえます)、20世紀もなかばになってから
ミュンヒンガーとかイ・ムジチの「四季」が大ベストセラーとなって
復活します。この本の中ではそのヴィヴァルディ先生は
「思い出」としか出て来ませんが、ピエタを中心にした人たちの
それぞれの生き様がヴィヴァルディ先生の「なくなった楽譜」
をめぐるミステリアスなキーを中心にして展開します。
なぜ彼がウィーンへ行かねばならなかったのかは
もっと知りたいところですが、読了後はさわやかな気持ちに
なれました。それはヴィヴァルディをめぐる人間模様が、
音楽そのもの、ヴァイオリンの演奏そのものを
題材としなかったのが却ってよかった。
であれば、彩としてもうすこし美しき水の都、
ヴェネツィアそのものの描写があればもっとよかったのに
と思いました。2012年本屋大賞第三位というオビが
ついています。第三位というところがはやり微妙な感じかな。


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yatchan2003

Author:yatchan2003
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