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【新潮社刊】
「音楽って何だろう」~安永徹対談集

この本は1990年に出版されました。
今からもう25年も前の事になります。
安永さんというカラヤンの率いるベルリン・フィルハーモニーの
第一コンサートマスターを日本人で初めて務めた人が、
作曲家の石井真木、三善晃、徳永二男、そしてお父さんの
安永武一郎と対談をしています。特別「音楽って何だろう」を
肴にして討論を行っているわけではありませんが、
この日本屈指の音楽家によるいくつかの言葉は心に残りました。
たとえば練習では、「自分が今出している音が実際どのように
響いているか。あるいは自分が持っている悪い癖をどれだけ自分で
聴き分けてなおすことが出来るか、自分が弾きたいと思うイメージに通りに
ひけているかどうか」とか。石井さんは日本人が西洋音楽をやることへの
わだかまり、みたいなものが根っこにあるし、三善さんは学長だけあって
エラそうにしているし、徳永さんは「お友達」だけど、やはりそのレベルも
ポジションも月とすっぽんくらい違うんだからもう少し慎みが
あるべきでしょう。ただお父さんはお父さん。この人あってこの子あり
みたいないいものを醸し出しています。「音楽って何か」のツッコミが
あることを期待していましたが、しょせんそれを言葉で表すことの
むずかしさと無意味さ。そんなものを再確認しただけでした。
でも安永さん、帰国してから必ずしも
華々しい活動をされていたわけではありませんが
音楽を通してなされたしっかりした人生設計には
見習うべきものがあります。



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yatchan2003

Author:yatchan2003
2003年から活動開始。
音楽への想いを伝えたい!
お客さまと共に楽しみたい♪
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