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終演1
ライヴ・イマジン33
2016年2月20日(土) 13:00開場 13:30開演
五反田文化センター 音楽ホール

ハイドン 交響曲第39番 ト短調 Hob.I:39
モーツァルト ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271「ジュノーム」
モーツァルト ホルン協奏曲 第1番 ニ長調 K.412
モーツァルト 交響曲 第25番 ト短調 K.183

指揮 田崎 瑞博
ホルン独奏 池田 真
ピアノ独奏 吉田 康子
コンサートマスター 前田 秀
ヴァイオリン 内田 明美子  青山 千裕  木村 俊道 
        須藤 麗子  多湖 永子  玉城 晃子 
        八木 翔太郎 守川 敦子 前田 薫
ヴィオラ  奥和田 英一 内田 吉彦  畑 修一 吉水 宏太郎
チェロ 西村 淳 奥和田 久美 金田 千畝 近藤 裕子
コントラバス 北村 隆男
オーボエ 野原 国弘 各務 泉
ファゴット 植田 隆彦 奥山 薫
ホルン 池田 真 堀内 英子 宮澤 久美子 山下 浩司

春の訪れがすぐそこまで感じられる陽気になってきました。
連日穏やかな好天が続く合間の大荒れの天気予報の
2/20(土)に「ライヴ・イマジン33」は開催されました。
関係者は皆「この日に限って」という思いで曇り空を
眺めていましたが、お客様の出足はいつもと変わらず、
開場時間の前から長い行列が出来ました。
1階入り口から地下のホールまでのガラス張りの
明るいホワイエで受付をされるお客様を感謝の思いで
お迎えしました。
1

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今回は「第2回 ライヴ・イマジン祝祭管弦楽団演奏会」
と銘打って大勢の奏者を集めてのオーケストラ演奏です。
初めて指揮者として田崎瑞博先生をお迎えすることが
出来ました。「田崎先生が指揮をされるなら是非
参加したい」という熱い思いを持って各アマオケで
首席奏者を務める腕達者なメンバーが揃いました。
ハイドン9
曲目はハイドンの交響曲第39番、モーツァルトの
ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」そしてホルン協奏曲
第1番と交響曲第25番という名曲揃いの贅沢なプログラム。
ハイドン7
幹事の挨拶では、ホルン協奏曲が小学校の「給食の時間」
に使われたことで皆さんの耳に覚えがある旋律であること、
また交響曲第25番の冒頭部分が映画「アマデウス」で
一躍有名になったこと、その元になったと言われる
ハイドンの交響曲を最初に配したことなど
企画の主旨をまじえてのお話に大きく頷くお客様も
多くみられました。
西村さん挨拶1
西村さん挨拶2

25番5
第1曲目は、ハイドンの交響曲第39番。
尊敬するハイドンのこの曲に影響されて、
モーツァルトが第25番の交響曲を生み出したという説は
有力です。同じト短調であり、ホルン4本を使用するという
特徴的な楽器編成も同じです。
ハイドンがエステルハージ家の楽長を務めた時代の作品で
主題の後に休止があり独特の風情を感じさせます。
ハイドン2-1
ハイドン1
ハイドン2
ハイドン3
ハイドン4
ハイドン5
ハイドン6
ハイドン8
ハイドン2-2


客席から見たハイドンの演奏後の舞台の様子です。
次のピアノ協奏曲の為の準備で舞台袖から長さ270cmの
スタインウェイのフルコンサートグランドピアノを搬入します。
前日にピアノ調律と舞台での練習も行い準備万全。
男性出演者が舞台上での配置換えを速やかに行います。
今回は人数が多いだけに舞台上の配置転換も事前に
綿密に打ち合わせと予行練習をしました。
ピアコン前の客席の様子






次はモーツァルトのピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」
モーツァルトが21歳の時にプロのピアニスト
「ジュノーム嬢」の為に作曲したものです。
ジュノーム嬢はモーツァルトの親友でパリの舞踏家
ノヴェールの娘「ジェナミ」であったと近年の研究で
わかりました。冒頭部分からピアノが登場する斬新さ、
各楽章に「導入部」や「カデンツァ」などピアノ独奏の部分が
数多く配され、ピアノが主役であることを強く印象付けられます。
オーケストラとの掛け合いや対話など独創性の面からも
ウィーン時代の名作に匹敵する大曲です。
ピアコン2-1
ピアコン1
ピアコン2-2
ピアコン2
ピアコン3
ピアコン2-3
ピアコン4
ピアコン5
ピアコン6
ピアコン2-4



そして休憩の後は、ホルン協奏曲。
親友であり名手のロイドゲープに捧げた4曲の協奏曲の
うちの第1番とも呼ばれていますが、最晩年に作曲され
未完のうちに終わっています。
「給食の時間」の誰もが知っている優美なテーマを聴いて、
懐かしく温かい気持ちになったお客様も多かったと聞いています。
ホルンコン1
ホルンコン2
ホルンコン3
ホルンコン4
ホルンコン2-1
ホルンコン5
ホルンコン2-2
ホルンコン6
ホルンコン2-3




そして最後を締めくくるのは、モーツァルトの交響曲第25番。
映画「アマデウス」であまりにも有名になった
悲壮感のあふれるドラマチックな主題は熱い思いを伝えます。
独特の編成ゆえに意外と全曲演奏の機会が意外と少なく、
是非この機会に全曲を演奏したいという奏者も数多くいました。
25番2-1
25番1
25番2
25番2-2

25番3
25番4
25番6
25番7
25番8
25番10

今回指揮をして下さった田崎瑞博先生は東京芸術大学を
ヴァイオリンで卒業し、「古典四重奏団」ではチェロを、
アンサンブル「音楽三昧」ではヴィオラと編曲を、
「タブラトゥーラ」ではフィーデルを弾く多彩な活動をされ、
数多くの賞を受賞し、CDを多数リリースしている方です。
田崎先生
田崎先生の熱心できめ細かいご指導のもと、
練習を重ねるにつれて演奏者の意識が高まり
集中力も増して一段とレベルが向上していきました。
念入りなチューニングは、演奏の精度にも大きく影響しました。
毎回のようにご来場下さるお客様からも、今までとは
各段の違いが伝わる演奏であったという感想を戴いています。
拍手1


終演3
おかげ様で「ライヴ・イマジン33」第2回ライヴ・イマジン
祝祭管弦楽団演奏会は、大荒れの天候にもかかわらず
160名のお客様にご来場頂き、大成功のうちに終了しました。
終演4
次回は6月18日、会場を豊洲文化センターホールに移します。
昨年出来上がったたばかりの新しいホールで
現代イタリアの銘器といわれるファッツイオーリのピアノを
使用予定です。小編成の室内楽の演奏に立ち返り、
ドヴォルザークの作品を予定しています。どうぞお楽しみに。

ライヴ・イマジン 34 
2016年6月18日(土)
江東区豊洲文化センター ホール
ドヴォルザーク ピアノ五重奏曲第2番 、 弦楽五重奏曲ほか

ヴァイオリン  青山千裕   玉城 晃子
ヴィオラ    吉水 宏太郎  内田 吉彦
チェロ    西村 淳
ピアノ   吉田 康子 



katelia 2
カティア・ブニアティシヴィリ
ピアノ・リサイタル2016

ムソルグスキー:展覧会の絵
リスト・3つの演奏会用練習曲より「軽やかさ」
超絶技巧練習曲第5番「鬼火」
パガニーニによる大練習曲第3番「ラ・カンパネッラ」
リスト:半音階的大ギャロップ
リスト/ホロヴィッツ:ハンガリー狂詩曲第2番
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカよりの3楽章

アンコール3曲
ドビュッシー:「月の光」
プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番~第3楽章
ヘンデル:メヌエット

異次元の体験をしました。「展覧会の絵」がこれほど
音楽的に弾かれたのを聴いたのははじめてでしたし、
プロムナードの最初の音符が鳴った瞬間、一気に音楽に
引き込まれました。個々の曲を見事に弾き分けていき、
「キエフの大門」のコラールでは平和への祈念が、
そしてそのあとロシア正教会の鐘が乱打される中、
見事に大門が浮かび上がりました。
後半はこれでもかのてんこ盛りの超絶技巧。
唖然とするほどの強烈な打鍵。ただ響きはとても柔らかく
決して冷たい技巧の身にはなりません。
「ペトルーシュカ」もしかり。
真っ赤でゴージャスなドレスに真っ黒な髪がとてもよく似合い、
そして背筋がすきっとのびたピアノを弾く姿勢の美しさ。
そしてその音楽は深い呼吸に常に支えられているため
技巧よりも音楽そのものが直接心に響きました。
ルバートや間を多用しない表現方法もとても好ましいものです。
若干まだ28歳。これからさき彼女にどのような人生が
まっているかわかりませんがその時々、機会があれば
必ず聴き続けたい真の音楽家をみつけました。


内田光子
【DECCA 478 3539】
モーツァルト ピアノ協奏曲第9番&21番
内田光子(ピアノと指揮) クリーヴランド・オーケストラ

9番「ジュノーム」の冒頭から一気に引き込まれてしまいました。
すでにモーツァルトのピアノ協奏曲全集を録音しているし、
これが2度目。比較はできませんが、おそらく最も自信のある
レパートリーでしょう。内田光子さん、ショパン・コーンクール2位の
実績はいまだほかの日本のピアニストの追随をゆるさぬばかりか、
デイムの称号を持ち、ベルリンフィルの常任指揮者・サイモン・ラトルの
最も信頼の篤いピアニストだとか。ここまでくると日本の
音楽ジャーナリズムは口出しできません。生命を吹き込まれた
一つ一つの音に意味があるし、無駄なものなんかなにひとつない
と公言したモーツァルトをこれほど見事に引き出したピアニストは
ほとんどいません。古くはギーゼキング、あたらしいところでは
アンスネス。こんな人たちと並べること自体がとんでもないことながら、
そうとしか言いようのない、それほど密度の高い、集中度の高い
演奏です。ただ聴く人によってはコントロールが効きすぎていて
息苦しいという評価もあるかもしれません。クリーヴランド管弦楽団を
パートナーにしたことにより、その演奏はウィーン風とかローカルに
根差したものではなく、普遍的な音楽へと高められています。


yatchan2003

Author:yatchan2003
2003年から活動開始。
音楽への想いを伝えたい!
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をモットーに進化中。