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2017 / 01
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大寒が過ぎ、厳しい寒さが少し緩んだ1月最後の土曜日、
2017年最初のライヴ・イマジン36公演が行われました。
再度縮小
題して「新春のベートーヴェン」。会場のすみだトリフォニー
小ホールは2年ぶり。地元在住のメンバーもいるせいか、
本拠地に戻ったような気分でした。開場の30分以上前から、
マイチェア持参の一番乗りのお客さんが登場。
日差しが暖かいとはいえ外気の入る中で待って頂くのは
申し訳なく、予定を繰り上げて開場しました。
プログラムを受け取ると階段を駆け下りるのもいつもの光景で、
客席は最前列から埋まっていきます。
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恒例の幹事挨拶。
時間をかけて調べ得た知識や経験を通してのわかりやすい
語りは多くの共感を呼び、大きく頷くお客様も多数。
これを楽しみにするお客様も多く、回を追うごとに
人気が増しています。嬉しい反面プレッシャーも。
何度も練習して臨むのは演奏と同じです。


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最初は弦楽三重奏曲
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作曲者の特別な思い入れのあるハ短調で書かれた28歳頃の自信作。
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3人で音楽を作り上げるということは、それぞれが大きな役割を担うことになります。
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奏者の緊張感が会場にも広がります。

そして次はピアノと管楽器の為の五重奏曲
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同じ調性、編成のモーツアルトの作品と比較されますが、
ピアにストとしての作曲者の技巧を見せるためか主題の提示や
カデンツァなどピアノにより華やかな役割を与えています。
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各楽章に管楽器に独奏部分があり腕の見せ所も随所にちりばめられています。
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休憩を挟んで後半は七重奏曲
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セレナードやディヴェルティメント風の他楽章構成と
親しみやすいメロディにより生前最も人気のあったものの一つ。
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この曲のヴァイオリンは、縦横無尽に駆け巡る技巧的な
パッセージやカデンツァがありの大活躍で曲をリードします。

今回は20代の若きベートーヴェンの意欲作ばかりを並べた
プログラム。前途洋々で自信に満ち溢れた曲想の作品は
新春にふさわしい選曲でした。
おかげ様で約150名のお客様をお迎えして
盛会のうちに終えることが出来ました。

前回10/29の公演から実質的には3か月と短い準備期間でしたが、
各自の個人練習に重ね全体でのレッスンや追加練習など
出来る限りの取り組みで本番までに全員が一丸となって
駆け抜けた達成感があります。

次回は第3回ライヴ・イマジン祝祭管弦楽団公演として
ハイドンとモーツァルトの作品を予定しています。どうぞお楽しみに。
ライヴ・イマジン37
2017年5月7日(日) 江東区豊洲シビックセンターホール
ライヴ・イマジン祝祭管弦楽団 田崎瑞博指揮
「さようなら、モーツァルト君」
・ハイドン:交響曲第98番 変ロ長調 Hob.I:98
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K503
(ピアノ独奏、吉田康子)
・モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K551「ジュピター」

モア
【音楽之友社】
ピアノの巨匠たちとともに - あるピアノ調律師の回想
フランツ・モア著 イーディス・シェイファー構成 中村菊子訳

フランツ・モアというホロヴィッツの調律師であった人の本。
当然二人を結びつける後ろにはスタインウェイという
ピアノがあります。ホロヴィッツのピアノ演奏については
多くの人が語り、絶賛しているのでここでは書きませんが、
この本では第三者からみた人間ホロヴィッツが垣間見えます。
とくにモスクワに行き、東京に行ったとき何を想い、
どのように行動したか、ゴシップというわけではありませんが
愉しませてくれました。ただこの本はここまでで、
相当数のボリュームがフランツ・モア自身の宗教、
キリスト教のことについて割かれています。
これには少々食傷気味でした。モアはまず人として、
そしてプロの調教師として生きてきたのでしょう。
それはわかりましたが、彼のプロフェッショナルを
期待していたのに宗教をとつとつと語られてもちょっとそれは
別のところでお願いします、となってしまいます。
せっかく面白く読み進め始めたのにというのが正直な感想。
そのせいかピアノのことはちょっとだけ。
印象に残ったのはとてもピアノに向かう姿勢のいい
ホロヴィッツの写真でした。




シフ
【DECC A 443 877-2】
モーツァルト ピアノ協奏曲第26番 K537 
五重奏曲 K452
アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
シャンドール・ヴェーグ指揮 
ザルツブルク・モーツァルテウム・アカデミー
ハインツ・ホリガー(オーボエ) 
エルマー・シュミット(クラリネット) 
クラウス・トゥーネマン(ファゴット)
ラトヴァン・ヴァコヴィッチ(ホルン)

シフはいわずとしれた現代最高の名手の一人。
そしてモーツァルトのピアノ協奏曲全集をヴェーグの指揮の下、
完成させています。モーツァルトの全集を録音しているピアニストは
ベートーヴェンに比べてそう多くはありません。
その中の一枚がこれですが、ピアノと管楽器のための五重奏曲が
「戴冠式」にカップリングされていて、モーツァルト自身が
自分の作品の中で最高傑作と呼んだものです。
そしてこの豪華なメンバーがとにかくすごいんです。
背筋がピシッと伸びた感じがして緊密なアンサンブルを繰り広げ、
シフの反応が鋭く切り込みます。管楽器のはいった室内楽は
必ずしも多いとは言えないのですが、この素晴らしさはほんとうに
癖になりそうなくらい。シフのピアノって巨匠風で立派だけど、
わたしにとってはそれほど魅力のあるものではなかったのですが、
(それはきっと王道のレパートリーってこともあったのかも)
ここではその実力をまざまざと感じとることが出来ました。

コロリーロフ
【TACET 208】
ベートーヴェン 最後の3つのソナタ、Op.109, 110, 111
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)

まず、私にとって初めての名前です。
一聴してみると何とも美しい響きにまず驚きます。
濁りのない絶妙のペダル操作。解説を見ると、
数々のコンクール歴のみならず、「フーガの技法」の録音を
聴いたリゲティが無人島に一枚だけ持っていいといわれたら
コロリオフのバッハ。これを死の瞬間まで聴き続けるんだ、などと
言ったことが紹介されています。
まだまだ知らなかったこんな人がいるんですね。
ピアノの特徴はもちろんロシアン・スクールの出身者らしく
テクニックとメカニックの高度な融合が感じられ
ベートーヴェンの後期ソナタの名演の中でもひときわ輝いている
ものです。とても頭のいい人が作り上げたものですくなくとも
これほど美しい演奏はほかには知りません。録音も抜群です。
このTACETレーベルにはたくさんCDもあるようで、
「フーガの技法」をはじめしばらくは楽しませてくれそうです。
コロリオフ、1949年生まれ。一見、穏やかな牧師さんのように。
そして大器晩成です。




明けましておめでとうございます。
2003年に始めたライブイマジンは、今年で14年目を迎えます。

オケ
昨年2月には第2回ライヴイマジン祝祭管弦楽団として
33回目の公演を行いました。大勢の奏者を集めての
オーケストラ演奏です。初めて指揮者として田崎瑞博先生を
お迎えすることが出来てハイドンとモーツァルトの作品を
取り上げました。

ドボ
また6月には新しく出来た豊洲の舞台でドヴォルザークの作品を
お聴き頂きました。

ーれふぉ
そして10月には歌曲あり、弦四重奏曲ありのバラエティに富んだ
フォーレの室内楽作品のプログラム。

それぞれの公演の選曲に際しては、1人の作曲家の作品に
こだわったり、コンセプトに基づく構成であったり、
ライヴ・イマジンならではの主張を持っています。

36
今年1月には、管楽器、弦楽器を織り交ぜた
ベートーヴェンの室内楽作品をお送りします。

また5月には、田崎瑞博先生を再び指揮者にお迎えして、
第3回ライヴイマジン祝祭管弦楽団として
ハイドンとモーツァルトの作品で37回目の公演を予定して
います。今回も田崎先生を慕った演奏者が新たに集り、
前回以上の演奏をお届けするべく準備中です。

昨年のオーケストラでは多くの演奏者に恵まれました。
そのご縁で今年は更に強力な人脈が広がりました。
「継続は力なり」の通り、続けて行くことの大切さ、
そして人と人とのつながりを大きな財産として
更に向上心を持ってこれからも取り組んでいきたいと
考えています。
また毎回の公演に足を運び、暖かく見守って下さる
お客様と共に選りすぐりの曲を楽しんでいきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

yatchan2003

Author:yatchan2003
2003年から活動開始。
音楽への想いを伝えたい!
お客さまと共に楽しみたい♪
をモットーに進化中。