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2019 / 12
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船に乗れ
【株式会社ポプラ社刊】
「船に乗れ!」藤谷治著

著者の藤谷さんの半分自伝的な青春小説。
チェロを弾く主人公の成長を描いていますが、音楽のみならず、
ソクラテスやニーチェがでてきたりして、モチーフの多様性で
飽きさせずに一気に読ませてくれます。
音楽を素材として使い、言葉で何とかしようとするのは
なかなか大変なことですが、実際ここに書かれている
オーケストラでの苦労は経験したものでなければ書けません。
この主人公は自身の才能のなさを自覚し、
プロとしてやっていくことを断念します。プロになるということは、
音楽の本質とは何も関係のないことなのに、主人公も
その恋人も音楽そのものをあきらめ、止めてしまう。
その本質にたどり着く前に。音
楽とはそんな薄っぺらなものではないはずで、
違和感があるならその点でしょうか。



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バレンボイム
【DG 483 5255】
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 K478
ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 K493

ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
マイケル・バレンボイム(ヴァイオリン)
ユリア・デイネカ(ヴィオラ
)キアン・ソルターニ(チェロ)


バレンボイム。相変わらずの精力的な活動をみていると
音楽家も体力だなあと改めて。
ブラームスの新しい交響曲全集を作ったかと思うと、
返す刀で今度はモーツァルトのピアノ四重奏曲を新たな録音で。
メンバーはイースト・ウェスト・ディヴァン・オーケストラの若手を
集めていますが、息子のマイケルのヴァイオリンをはじめ
腕は皆確か。バレンボイムのピアノは一人目立つのではなく
アンサンブルの中に見事にはまり、かつ存在感をみせてくれます。
これはこれでこの曲の理想的な演奏のひとつと言えると思います。
若い頃録音したモーツァルトよりもより自由に
そしてより深い洞察をもって。さすが。


yatchan2003

Author:yatchan2003
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