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ギレリス
【Orfeo】523991
モーツァルト ピアノソナタ
ドビュッシー
ストラヴィンスキー ペトルーシュカからの3章
エミール・ギレリス(ピアノ)

1972年のザルツブルク音楽祭でのライヴです。
これまでギレリスといえば歯切れのいい表現と
それをささえる精密なメカニックというイメージで、
事実チャイコフスキーのコンチェルトなど胸のすくような
快演を繰り広げています。ただこの人が本当に
向き合っていたのはベートーヴェンであり、
モーツァルト、ブラームスなどの王道を行くレパートリーでした。
しかしこの王道作品をレパートリーにしているライバルたちの
レベルも高く、日本での評価は必ずしも芳しいものでは
ありませんでした。ところが「ペトルーシュカ」をお目当てにして
手にしたこのCDのふたを開けてみると、何とも見事な
モーツァルトがそこにはありました。大変立派な演奏です。
グルダの才気煥発ともちがう、ゼルキンの円熟とも違う、
独自な世界をそこに見出すことが出来ました。
そしてこれに続くブラームスの幻想曲集Op.116も
非の打ち所がない演奏ですが、私はモーツァルトのソナタの中に
この大ピアニストの真骨頂を見出しました。
「ペトルーシュカ」はもちろん満足でしたが、この人なら
当然これくらいはやるだろうと予想されたものです。
モーツァルトとストラヴィンスキー、見事な対比に認識を新たにしました。


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yatchan2003

Author:yatchan2003
2003年から活動開始。
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